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インタビュー『半島』のカン・ドンウォン氏

海外でも 『半島』人気 


    「『半島』はコロナ19以降、ワールドワイドで公開する初めての映画です。映画館街に活力を吹きこむことを願います」

    最近、ソウル市の昭格洞(そぎょくとん)のあるカフェで会った俳優のカン・ドンウォン氏(39)は、『半島』で成し遂げたい目標をこのように語った。彼の願いは実現した。この映画は去る15日と16日、シンガポール・台湾・マレーシアで圧倒的な封切り実績を成し遂げた。

    『半島』で映画館の営業再開を発表したシンガポールでは、現地の歴代韓国映画の最高興行作『神と共に:因と縁』のオープニングスコアを上回った。台湾ではハリウッドのブロックバスター級の300館で封切りして80万ドルを稼いだ。このニュースに『半島』の封切りを控えた北米・豪州・ロシアなどの各国の映画館でも期待感が高まっている。

    『半島』は製作のニュースだけで海外ファンたちの熱い関心を受けた。韓国外収入だけで4600万ドル(約550億ウォン)を上げた『釜山行き(邦題:『新感染』)』(2016)の続編として知られている。 190カ国という驚異的な先行販売記録で、韓国の損益分岐点(BEP)を観客524万人から250万人に落とすこともした。

    『釜山行き』はゾンビが韓国を焦土化した最初の出発点を扱ったならば、『半島』はそこから4年後の世界を扱う。カン・ドンウォンが演じたジョンソクは韓半島を脱出して香港に暮らしたが、巨額がかかったミッションの遂行のために韓国に潜入するという人物だ。ジョンソクはゾンビがすべてを破壊した韓半島の「ポストアポカリプス(黙示録後の世界)」を目撃する。半島に残った631部隊は心さえも殺伐となり、他の者を捕まえてゾンビといっしょに檻に入れ、誰が脱出するかで賭けをくり広げる。

    「シナリオを読んだとき、ショッピングモールでのゾンビと人間のかくれんぼをどう表現するのか気になった。人間が人間をあいてにそんな狩猟遊びをするというのがどんなものか、好奇心は大きかった。ポストアポカリプス映画を韓国で本当にうまく作ったという評価を聞きたい」。

    631部隊と遭遇して危機に陥ったジョンソクは、ミンジョン(イ・ジョンヒョン)の家族に会って命拾いする。ミンジョンと元兵士のキム老人(クォン・ヘヒョ)そして二人の娘で成り立つこの家族は、一日一日をともにする喜びを味わいながら生きていく。

    「ジョンソクは危険地帯となった韓半島から脱出したが、むしろその地に残ったミンジョンの家族がより幸せに暮らしていた。脱出したジョンソクは希望を失ったまま生きているが、絶望の地に戻ってみると、希望を持って生きていく人々を見ることになる。実際に誰もが〈どこにいるか〉ではなく、〈誰と一緒にいるか〉がより重要だと考えるでしょう?」。

    暗澹たる未来を描く映画だが、撮影は和気あいあいに行われた。先に行われたインタビューで、ヨン・サンホ監督はカン・ドンウォンの「求心力」が現場の雰囲気に活気を吹き入れたと語った。彼が俳優たちの間に団結を作りあげたという意味だ。

    「私は主導的に集まりを作ることはありますね。気心の知れた者を呼んで一緒にご飯を食べたり。どうしてもキャリアの多くない方は気兼ねするでしょう」。

    『半島』は今年の仏カンヌ映画祭で公式招請作に選ばれた。 「俳優として光栄」だという彼は「死ぬまで演技を続けたい」と語った。「私は重圧感があればむしろ楽しむスタイルです。新しい人に会うと新しくて嬉しいし、昔を知っている人に会っても嬉しい。何よりも新しい世界を作っていくというのがいつも楽しい」。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-07-17 20:15:16