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ソゲッティングをなぜするの? 大学が「セルフティング全盛時代」

  • # 秋学期復学生のキム・インホさん(仮名ㆍ24)に、昨年の夏は「恵みの雨」のようだ。除隊後、大学コミュニティサイトを見回して「ボーイフレンド求める」という、ある女性学友の「セルフソゲッティング」の掲示文を見た。今、彼は、その女性とイチャイチャしたキャンパスライフを楽しんでいる。キムさんは「私のように結ばれたカップルが周辺にも多数いる」と耳打ちした。

    大学がソゲッティング(*)文化に変化の風が吹いている。いわゆるセルフソゲッティングだ。すでにモバイルアプリストアとSNS、大学コミュニティサイトなどを通じて活性化中だ。斡旋者なしで当事者の間に即席出会いが行われるという長所が孤独な青春男女の「息の根」を目覚めさせている。すでに主要な大学コミュニティサイトではセルフソゲッティングをしようという文が簡単に目につく。

    先月28日、ソウル大学コミュニティ「スヌライフ」には「男性セルフソゲッティング」という題目で文があがってきた。「縁であればどんな経路を通じても会うと思う」という内容で始まる分からは、自身がソロだった期間と恋愛のスタイル、学科と年齢、身長、酒量など詳細な情報がメールアドレスと共に記載された。関心を見せる異性からのメールやメッセージが来れば、連絡先を交換して当事者同士会う形だ。

    このような脱斡旋者の出会いの場を設けるために先に立つ会社がある。2011年、翻訳サービスを開始したソーシャルデート先頭業者「イウム(www.i-um.com)」だ。

    現在、累積会員数110万人、アプリストアのダウンロード件数150万件に達するほど人気だ。

    しかし、心配する声も聞こえる。ソウル大学心理学科のクァク・グムジュ教授は、「一方では生面不知の異性を警戒心なしに容易に会う傾向が軽い関係に変質したり、犯罪に悪用されるなどの心配もあるように見える」と指摘した。

    :*ソゲッティング

    他人の紹介による出会い、語源は「ソゲ(紹介)」に「ミーティング(Meeting)」をつなげた多国籍合成語だ。

    紹介してくれる人は誰でもかまわないが、親戚、友達、会社の同僚など近い人がほとんど。知らない人の紹介で出会っても問題ない。

    結婚情報会社や恋愛代行会社を通じて人を紹介してもらって出会う席は厳密な意味でソゲッティングには入らない。このような専門的な業者は、事前に得た情報で出会う人を選ぶからだ。

    ソゲッティングはともすれば未知の人に出会うブラインド・デートに近い。

    インターネットのチャットでメッセージのやり取りをしていて突然、お互いに顔が見たくなって会う場合も人の紹介行為がないため、ソゲッティングに含まれない。しかし、サイト運営者が出会いに積極的に介入するならソゲッティングの変種である「ポンゲ(稲妻の集まり)」に属する。

    結婚適齢期の男女が出会うソゲッティングは、結婚相手を探すお見合いと変わりない。

    ソゲッティングでは、格好良い男女は出てこない。格好良い男女はすでにパートナーがいたり、パートナーがいなくても運命の彼(彼女)が待っているのでソゲッティングに乗り出す暇がない。

    ソゲッティングで出会う異性と長く付き合う確率は低く、結ばれる可能性ははるかに貧弱だ。

    最近では「ソゲッティングでの注意事項」をメモして参考にしようとする人が多く、せっかくのソゲッティングなのに、相手の機嫌を伺って、お互いに相手の行動を評価するのに忙しい男女も少なくない。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-03 17:04:03