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韓「このままでは12万人が」… 現実になったコロナ1万人


    • オミクロン変異株の拡散が本格化し、26日午前0時における新規確定者数は、パンデミック以後で最多の1万3012人を記録した。この日の午前、ソウル市松坡区の松坡区庁で職員が電光掲示板に表示された国内の地域別確定者数を点検している。 [ハン・ジュヒョン記者]


    ソル(旧正月)連休を控えてコロナ19の優勢種となったオミクロン変異株が全国的に大流行し、来月一日の確定者は最大で12万人まで増えることがありうるという悲観的な展望までが出ている。一部の専門家らは今のレベルの距離の確保と診断体系がこのまま続けば、来る3月には20万人まで激増する可能性があると警告する。

    26日、中央防疫対策本部がソ・ジョンスク国民の力議員室に提出した「コロナ19確定者短期予測結果」によると、オミクロン変異株の伝播率がデルタ変異株より3倍高い場合は今月末に8700~1万人、来月中旬には2万7千 ~3万6800人に、来月末には7万9500~12万2千人の確定者が出てくるだろうと観測した。すでにこの日の午前0時の時点でコロナ19の新規確定者数は1万3012人を記録し、今月末に最大予測値の1万人を超えたことを勘案すれば、来月末の一日確定者は12万人を超える可能性がある。

    ハンリム大学江南誠心病院のイ・ジェカプ感染内科教授は24日、あるラジオ放送に出演して「(複数の研究チームで)いまのレベルの距離の確保と診断体系では3月には20万人程度に増えることがありうるという解釈が出て、少なくとも3ヶ月ほど苦労して流行がおさまると予測する」と明らかにした。オミクロン株の拡散で、現在の確定者数の20倍程度に流行の規模が大きくなるという話だ。

    政府は確定者数の増加は避けられないが、現レベルの医療体系で安定した管理が可能だという立場だ。保健福祉部中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略委員長はこの日、中央災害安全対策本部の定例ブリーフィングで「高齢者層の3次接種率が85%を超え、重症患者は300人台に減り、オミクロン変異株の重症化率は低いことから危篤と重症患者はやや少なく発生するだろう」と明らかにした。ソン委員長は「オミクロンは確定者数よりは重症患者と死亡者、医療体系の余力などを総合的に判断し、危機の局面を分析しなければならない」とし、「当分のあいだは確定者数は増加するが、われわれの対応体系は堅固で被害を最小化できる」と語った。

    疾病管理庁が国内のオミクロン感染者5千人を対象に分析したデータによると、オミクロン変異株はデルタ変異株よりも伝播力は2倍以上も高い。

    こうしたなかで政府は26日から、ワクチン接種を完了すれば隔離期間を7日に短縮する。確定者の場合、ワクチン接種完了者の隔離期間は10日から7日に減る。接種完了者とは、3次接種または2次接種の後に14日が経過して90日以内の者をいう。未接種の確定者は現行のとおり、10日間の自家隔離を行わなければならない。濃厚接触者は接種を完了したら自家隔離を行わなくてもよい。日常生活を続けながら疑われる症状があれば検査する、「受動監視」に切り替える方式だ。濃厚接触子のうちで未接種者は7日間隔離するが、接種履歴にかかわらず6~7日目に遺伝子増幅(PCR)検査を受ける。

    しかし、こうした措置で医療現場では混線が加重されるようだ。一日と経たずに基準を変えながら、二次接種者が突然「未接種者」と変わらなくなるなど、基準が頻繁に変化するためだ。先立って政府は去る24日から2日のあいだに指針を2回変更した。 2次接種者の場合、「接種後180日以内に追加接種者→接種後90日以内に追加接種者」に、3次接種者の場合は「接種後14日経過者→接種直後」に基準を変えたことが一例だ。

    来る29日からは全国256の選別診療所で迅速抗原検査を受けることができるように、迅速抗原検査キットを提供する。旧正月連休後の来月3日からは、全国の一般病院もこのような呼吸器クリニックの形態でコロナ19の診断検査に参与する。
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  • 毎日経済 | キム・シギュン記者 | 入力 2022-01-26 17:58:08