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働いても貧困を脱け出すのが難しい韓国社会

最低賃金制と労働環境についてアンケート調査 

    働いても貧困を脱するのが容易ではない。

    一生懸命働けば豊かな生活が保障されなければならないが、韓国の労働現実は会社員達のこのような素朴な望みを満たすには力不足だ。

    市場調査専門企業のトレンドモニター(trendmonitor.co.kr)が去る4月、全国の成人男女1000人を対象に、最低賃金制と労働環境について意見を聞いた結果、回答者の83.4%が仕事があっても貧困から抜け出せない人が多いと感じていると答えた。

    世代別にみると、20代86.8%、30代84.8%、40代82.8%、50代79.2%で、若い層ほど働いても貧困から抜け出すのが難しい現実に共感度が高かった。

    これに反し、韓国社会が動労者を保障する法律体系がよく造成されたという回答は8.6%、法が労働者を保護してくれているということに同意した回答も」11.5%にとどまった。

    最低賃金制の必要性については、回答者の90.4%が「必要だ」と答え、68.7%がアルバイトでも生計維持が可能なように最低賃金制を改善しなければならないと明らかにした。2014年現在、韓国の最低賃金については82.3%が「低い水準」と評価し、回答者の70%ほどが最低賃金制が労働市場にきちんと反映されていないとの意見を見せた。

    最低賃金を上げる場合、「中小企業の人件費負担が増える」と答えた割合が63.6%で憂慮の視線を見せたりもしたが、最低賃金の引き上げが企業活動を萎縮させるという意見は19.6%にとどまった。
  • O2CNI_Lim, Chul/写真=photopark.com | 入力 2014-12-01 13:00:00