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児童虐待の加害者の8.7%は保育園・福祉施設従事者

  • 児童虐待の加害者10人のうち約1人は保育園や児童福祉施設など、児童を養育する施設の従事者であることが分かった。加害者10人のうち8人は両親であり、加害児童3人に1人は片親家庭に属していた。

    9日、保健福祉部と中央児童保護専門機関の「2013全国児童虐待の現状報告書」によると、全国の児童保護機関に入ってきた児童虐待6796件で591件(8.7%)は、加害者が保育園(3.0%)、児童福祉施設( 5.3%)、その他福祉施設(0.4%)の従事者だった。これらの施設の従事者は、職務上児童虐待を知るとすぐに児童保護専門機関又は捜査機関に申告しなければならない「児童虐待申告義務者」だが、加害者である場合が少なくないのだ。

    施設従事者によって虐待被害を経験した児童の45.6%は適応・行動(27.2%)で、あるいは感情的・精神的健康(18.4%)で問題が生じた。

    虐待行為の中では感情虐待が48.1%で最も多く、身体虐待(43.6%)、放任(5.4%)、性的虐待(2.8%)の順だった。

    地域別では全羅北道(143件)、京畿道(129件)、慶尚南道(58件)、蔚山(54件)などの順だった。

    報告書は、「児童を直接指導・養育する彼らによって児童虐待が発生するということは、児童の安全が直接的に脅威を受けているということを意味する」と指摘した。続いて、「彼らを対象に、断片的な申告義務教育よりは、児童の特性を理解できるように深層的で専門的なレベルの教育をしなければならない」と強調した。

    報告書は、全国の50カ所の児童保護専門機関が受けた児童虐待申告疑い事例のうち、児童虐待と認定された事例を通じて児童虐待の現状を分析した。

    児童虐待の加害者としては親である場合が全体の80.3%で最も多く、発生場所も児童の家庭内である場合が79.6%を占めた。

    被害児童の家族タイプの中では、実の両親家庭の場合が38.0%で、片親家庭(父子家庭・母子家庭・未婚の母家庭)36.7%より少し多かった。

    片親家庭が全体家庭で占める割合が10%前後であることを考慮すると、片親家庭に属する児童の虐待被害の可能性が大きいわけだ。
  • 毎経ドットコム 速報部 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-09 08:13:18