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女子ゴルフの韓流をリードする「同胞三国志」

  • 開幕を翌日に控えたISPS HANDA 女子豪州オープンのホームページは、4人の選手の話題でいっぱいだ。ディフェンディングチャンピオンのカリー・ウェブ(豪州)とニュージーランド同胞のリディア・コー(18)、そして豪州同胞のイ・ミンジ(19)とオ・スヒョン(19)だ。「人気カード4人衆」というわけだ。

    韓国ゴルフファンの立場では、LPGAツアー「コーツゴルフチャンピオンシップ(チェ・ナヨン)」と「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック(キム・セヨン)」に続き、韓国女子ゴルファーが「LPGA 3連勝」の大記録を達成するかに関心が集まっているが、現地ではベテランと新鋭対決にのみ焦点が当てられている。その新人がすべて豪州とニュージーランドの同胞で構成されたという点で、「女子ゴルフ韓流」の破壊力がどれだけすごいかを推し量れる。

    米国同胞のミシェル・ウィー(24)が主導した「女子ゴルフ韓国系突風」にニュージーランドと豪州が加勢し、同胞選手間の競争も佳境に入っている。まさに「女子ゴルフ同胞三国志」というに値する。

    わずか2年前は女子ゴルフ「韓流」の一面をになう同胞突風に、「韓国系=米国同胞」という公式が通用した。「1000万ドルの少女」ミシェル・ウィーの登場が強い印象を残したからだ。個性の非常に強い在米同胞クリスティーナ・キムの存在も重かった。しかし、今はニュージーランドと豪州同胞選手らの重みはむしろ米国同胞を圧倒する。

    豪州とニュージーランドの同胞の天才少女ゴルファーたちの登場は、すでに予見されたことだ。2000年を前後して、低コストで環境が良い豪州・ニュージーランドにゴルフ移民・留学する行列が続いたからだ。2000年代半ばには、その数は500人に達したという。すでに豪州とニュージーランドのゴルフは、韓国(系)ジュニア選手たちが掌握したといっても過言ではない。

    リディア・コーとイ・ミンジ、オ・スヒョンはすべてアマ女性ランキング1位だったという共通点がある。一番最初にアマ1位にのぼったリディア・コーがプロに転向してそのバトンをイ・ミンジが受けとり、再びイ・ミンジのプロ行きでオ・スヒョンがその後に続いた。

    現在、女子プロゴルフランキングでだけ見れば、世界1位リディア・コーのニュージーランドが大きく先を行っていると思われる。しかし、豪州同胞の追撃は並大抵ではない。

    カーリー・ウェブが「成長可能性の大きい選手」として挙げたイ・ミンジが着実にランキングを上げて68位まで浮上した先週、欧州女子プロゴルフツアーRACVレディースマスターズでプロ初勝利を獲得したオ・スヒョンも、なんと110位を一気に跳んで136位に躍進した。

    今回の大会には在米同胞のミシェル・ウィーが出場しない代わりに、昨年9年ぶりに優勝して復活を宣告したクリスティーナ・キムが参加し、「同胞三国志」を形成した。

    同胞同士の競争も激しいが、同胞選手たちと地元の「太極娘子」とのゲームもオールシーズンを通して興味をそそる展望だ。19日から4日間、豪メルボルンのロイヤルメルボルンゴルフクラブ(パー73・6751ヤード)で開かれるオーストラリア女子オープン(賞金総額120万ドル・優勝賞金18万ドル)にも錚々たる韓国女子ゴルファーたちが大挙参加する。

    「スロースターター」というニックネームが色を失うほどに、シーズン開幕戦で優勝トロフィーを持ち上げたチェ・ナヨン(28、SKテレコム)をはじめ、先に行われた2つの大会で振るわなかったペク・キュジョン(20・CJオーショッピング)、豪州でゴルフを学んだヤン・ヒヨン(26)、長打のチャン・ハナ(23・BCカード)などが優勝に挑戦する。
  • 毎日経済_オ・テシク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-02-17 16:37:33