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朴槿惠政府、4部処の長官（級）内閣改造人事を断行
- 朴槿惠 (パク・クネ)大統領は17日、統一部長官に洪容杓（ホン・ヨンピョ）青瓦台統一秘書官を抜擢するなど、4つの部処（省庁）の長官（級）の内閣改造人事を断行した。
パク大統領はこの日午前、李完九（イ・ワング）新総理に任命状を授与し、イ・ワング総理の任命請求を受けて内閣改造を断行したと、尹斗鉉（ユン・ドゥヒョン）青瓦台広報首席が発表した。
国土交通省長官は柳一鎬（ユ・イルホ）セヌリ党議員が、空席の海洋水産部長官は兪奇濬（ユ・ギジュン）セヌリ党議員が、長官級の金融委員長には任鍾龍（イム・ジョンリョン）NH農協金融持ち株会長がそれぞれ内定し、イ・ワング新任総理を筆頭とした「第2期内閣」の陣容を整えた。
関心を集めてきた青瓦台秘書室長の交代に対して、パク大統領はこの日、金淇春（キム・ギチュン）室長の辞意を受け入れたと、ユン広報主席が明らかにした。ユン広報主席は、「キム・ギチュン室長はこれまで数回辞意を表明し、パク・クネ大統領もこれを受け入れたと聞いている」とし、「後継室長は旧正月の連休が過ぎた後で、妥当な時期を選んで発表できるだろう」と述べた。
パク・クネ政府2期内閣の最大の特徴は、パク大統領親政体制の構築と、「事実上の内閣制」という言葉が出るほど与党国会議員を長官に大挙起用したことにある。今回の内閣改造が完了した場合、イ・ワング総理と17閣僚のうち6人が国会議員だ。内閣のメンバー18人の3分の1だ。パク大統領は2年前の就任当時の組閣では、現役の国会議員は2人（チン・ヨン前保健福祉部、ユ・ジョンボク前安全行政部）が起用され、官僚と法曹人を大挙登用したが、2期内閣では現役の国会議員を大量に増やした。
これは立法府の強力な権限と、国会議員出身らの人事聴聞会通過が比較的容易だという点も考慮されたが、最終的にパク大統領が国政を親政体制へと導くという意志を表わしたという分析だ。
この日新たに起用されたユ・イルホ議員は2年前、パク大統領が当選者時代のときに秘書室長を、ユ・ギジュン議員はパク大統領が党代表時代に秘書室長をそれぞれ務めた側近として挙げられる。
パク大統領はスキンシップが可能な秘書室長出身の国会議員らを長官に座らせて、内閣と汝矣島のコミュニケーション問題を解決し、掌握力を強化して国政動力を回復しようとするものと見られる。しかしイ・ワング総理をはじめ、これらの国会議員出身の副首相・長官は来年4月の総選挙に出馬する可能性が高いという点で、「ワンポイント内閣」に対する憂慮も高い。政策の予測可能性と持続性という観点から、政治家出身の大臣の一時的な起用は、今年の年末頃に国政空白のブーメランに戻るという話だ。
崔炅煥（チェ・ギョンファン）副総理と黄祐呂（ファン・ウヨ）副首相、金姫廷（キム・ヒジョン）長官などは、来年の総選挙出馬に意を向けていると伝えられている。
こうした中、青瓦台はこの日初めてキム・ギチュン室長の辞退を公式に受け入れて、後任の秘書室長の人選に関心が集まっている。与党圏では3選国会議員出身のキム室長とはコンセプトが異なる「疎通型」あるいは「政策型」の秘書室長を指名して、発表時期を見計らっているという話も出ている。 - 毎日経済_キム・ソンゴル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-02-17 16:21:19
