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北に拉致された漁師、35年ぶりにスパイの濡れ衣を晴らす
- 拷問の末、スパイの濡れ衣を着せられた漁師が、35年ぶりに無罪を宣告された。
大法院(最高裁判所)1部(主審:キム・ソヨン最高裁判事)は6日、再審で故ペ・イルギュさんに無罪を宣告した原審を確定したと明らかにした。
ペさんは1979年に国家保安法と反共法に違反した容疑で拘束起訴され、翌年懲役6年と資格停止6年を確定された。
検察は、1969年に一度、北朝鮮に拉致されて帰還したペさんが、後に何年も北朝鮮の指令を受けて、固定スパイとして活動したと公訴を提起した。
しかし、実際には中央情報部に不法拘禁されたペさんが、水拷問などの深刻で苛酷な行為をされた末に、虚偽自白をした結果だった。
ソウル高等法院(高裁)は、昨年9月に「公訴事実が合理的な疑いを差し挟む余地なく証明されていなかった」と無罪を宣告した。 - 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-06 08:22:49