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ATMで300万ウォン以上を引き出すには入金から30分待つことに

金融監督院、ボイスフィッシングを防ぐために遅延引き出し制度を導入 

    これからは、振り込まれた現金を銀行の自動預け払い機(CD・ATM)で、300万ウォン以上引き出すには、入金後から30分が経過しなくてはいけない。金融詐欺犯が借名口座に現金を送金させた後、ATM機ですぐに引き出す被害を減らすためだ。

    金融監督院は11日、銀行界で施行されている「遅延引き出し制度」の引き出し制限時間を現行の10分から30分に延長すると述べた。来る19日、ウリィ銀行をはじめとして、上半期中にはすべての銀行が実施する予定で、第3四半期には他の金融界にも適用される。

    遅延引き出し制度とは、振込みされた口座を基準にして1回300万ウォン以上が現金振込みされた件についてCD・ATMで引き出しす場合、入金された時点から一定時間、引き出しができないようにするものだ。

    金融監督院のチョ・ソンモク庶民金融支援局長は「最近、金融機関や公共機関を詐称した詐欺犯が10分以上電話を切ることができないように誘導して、遅延引き出し時間の時間稼ぎをしている」とし「これから、詐欺であることに気づくことのできる時間的余裕が30分ほど確保されるため、被害資金の引き出し停止が容易になる」と説明した。

    銀行界は30分の引き出し遅延により、金融詐欺被害の半分以上を遮断することができると見ている。金融監督院は300万ウォン以下に分けて現金を引き出そうとする試みと関連し、各金融機関に怪しい取引口座をモニタリングして、引き出しを遮断するという方針を立てた。入金してから30分もたたずに、300万ウォン以上を引き出したい場合は、直接金融機関の窓口を訪問しなければならない。
  • 毎日経済 イ・ユソプ記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2015-05-11 16:04:07