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切手が麻薬? 紙タイプの麻薬の密輸入が初摘発

    去る3月27日、仁川空港に1人のカナダ人男性が到着した。カナダ国籍機に乗ってカナダを出発して仁川空港に降りたそのカナダ人男性(33)はスーツケースを持っていた。

    麻薬犬の探知活動を助ける仁川空港税関所属のハンドラーと麻薬犬の行動が速くなった。入国者の荷物の間を行き来しながら臭い嗅いでいた麻薬犬は、その男性のバッグの臭いを嗅いだところ、その場に座ってしまった。麻薬犬は探知中に麻薬による異常反応を感じると、所定の位置に座るように訓練されている。

    仁川空港の税関は直ちに男性のスーツケースを開けて中身を確認した。その中には切手の形をした紙7枚と切手の形をした破片6枚が入っていた。紙1枚は100等分にされていた。 男性は紙を個人用ノートの中に隠していたが、高度に訓練された麻薬犬の嗅覚を避けることはできなかった。

    この日、税関が発見した紙からは幻覚・幻聴、異常な高熱、心拍数の増加などを誘発し、ひどい場合には死に至ることもある「251-NBOMe」が検出された。2013年12月に臨時麻薬に指定された物質だ。

    仁川空港税関は「切手の形の麻薬類密輸摘発は今回が初めてだ」と明らかにした。仁川税関は検察などの捜査機関と食品医薬品安全処に分析結果を通知し、新種の紙の麻薬摘発体制を強化した。

    仁川空港税関の関係者は、「麻薬の密輸出入、売買、投薬はもちろん所持、所有する場合にも、麻薬類管理法で処罰される」とし「海外旅行の際に、このような物品を購入することがないように細心の注意を払う必要がある」と述べた。
  • 毎日経済 チ・ホング記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-05-14 14:24:56