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李承燁の400号ホームランボールが10億ウォン?

    国民スポーツ」として位置づけられたプロ野球で、毎回の試合で観客の視線が集中するボール。ありふれた周囲23センチ・重量148グラムの小さなボールだから値段をつける必要もないが、特別な意味が加われば値段は天井知らずに聳えあがる。

    去る3日「国民打者」李承燁(イスンヨプ、39歳・サムスンライオンズ)が韓国プロ野球史上初の通算400本塁打を出したとき、浦項野球場の場外に飛び出したボールのようにだ。

    この日、イ・スンヨプはロッテジャイアンツと行った正規リーグの試合で、3回の裏でソロ本塁打を放ち、「前人未到」の400本塁打を踏んだ。韓・日の通算本塁打を基準にすると、イ・スンヨプのホームランは559本に増える。

    試合が終わった後にイ・スンヨプは、「韓国プロ野球通算500本塁打は難しいだろうが、450本までは打ってみたい」と語った。

    その後、イ・スンヨプの400番目の本塁打ボールの値段はどうなるだろうか。 3日の試合が開かれる前、リュ・ジュンイル サムスン監督は「10億ウォンは下らないだろう」と言ったが、10億ウォンまでは難しい見通しだ。

    オークション業界は、400番目のホームランボールをオークションに出せば2億ウォンは超えると予想している。オークションの専門家は、「ホームランボールはまだ正確に時価が形成されたことがなくて、価格は千差万別だ」と説明した。

    イ・スンヨプの400号ホームランボールは、この日に忠清南道の天安(チョナン)から競技場を訪れた40代の男性の観客に手に渡った。この観客は、「個人的には寄付したい」とし、「家に帰ってよく相談してみる」と語った。

    イ・スンヨプのホームランボールに「値段」が付いたのは初めてではない。

    2003年6月22日、イ・スンヨプが大邱球場でSKワイバーンズを相手に記録したアジア最年少300ホームランボールは実業家に1億2000万ウォンで売れた。

    2003年9月25日、KIAタイガーズを相手に放ったアジア最多タイ記録である55号ホームランボールは、テレビショッピングのオークションを介して1億2500万ウォンで落札されたが、当事者が終盤に購入の意思を撤回する「ハプニング」が繰り広げられたりした。

    イ・スンヨプに最も意義のある2003年の56号(アジアシーズン最多記録)ホームランボールは、球団の協力会社の職員がとった後、サムスン球団に寄贈した。当時、サムスンはお返しに56号本塁打を記念した56匁(2.1キログラム、当時基準で約3400万ウォン、今の相場で約1億ウォン)の金ボールを渡した。

    外国ではホームランボールのオークション市場が活発に動く。

    米国メジャーリーグのホームランボールのオークション最高額は、1998年にマーク・マグワイアの70号ホームランで、当時シーズン最高記録を立てたときに出てきた。当時マグワイアのホームランボールは、オークションで300万5000ドル(当時の基準で約35億ウォン)で落札されたし、この記録はまだ破られている。
  • 毎日経済_チョン・ソクファン記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-04 17:07:19