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趣味で集めたレゴを転売、350万ウォンの利益

若年層、低金利に対抗しておもちゃでお金を稼ぐ「フィギュア財テク」 

    会社員のパクさん(31才、仮名)は最近、副業の儲けが悪くない。趣味で収集していたレゴを財テクの手段として活用してからだ。先日、彼は同じ製品10セットを転売して収入350万ウォンを得た。

    2009年に発売され、1セット25万ウォンだったこのモデルの価格は、昨年、会社側が「製造中止宣言」をしてから大幅に上昇し、60万ウォンで取引されている。パクさんは「10セットを250万ウォンで購入しておいたが、最近、600万ウォンで他の「キダルト」(おもちゃやフィギュアを収集するなど、子どもの感性を持つ大人)たちに転売した」とし「製品が製造中止になる時点を、しっかり予測するだけでも、預金や積立預金、ファンドへの投資よりも数倍の利益がある」と話した。

    超低金利社会が到来し、若年層の財テク風習に変化の風を吹いている。「預金・積立預金で財テク」という昔の言葉が消えた場所に割り込んで、「フィギュア財テク」という新語が登場した。預金金利が0%台まで墜落したことから、若者たちが「新種の財テク市場」を模索した結果だ。通常限られた数量のみ生産され、時間が経つにつれて価格が上がるフィギュア製品の特性が投資のメリットとして作用した。フィギュアは、関節を動かして様々な動作を表現したりできるおもちゃで、キダルトの主な遊戯手段だ。製品の損失や亡失の懸念が小さく、価格が上がる時点だけしっかりと把握できれば、収益性の良い投資手段となる。

    最近、南大門のフィギュア店で会った会社員のキムさん(27・仮名)は明るい表情だった。2か月前に12万ウォンで購入したアイアンマン限定版のフィギュアを彼はこの日、2倍以上の値段で転売した。

    キムさんは「家の中に飾っておきながら十分に楽しめたうえ、転売して100%を超える利益が出たため、それこそ『一挙両得』」だと話した。彼は「中低価格モデルの財テクだけしていたが、お金が集まれば高価モデルの財テクをする計画だ」と話した。

    フィギュア売り場を運営するソ・ビョンワンさん(43)は「最近、専門的なフィギュア投資コミュニティが形成され、個人間の取引が活発だ」とし「銀行の預金や積立貯金を超えた代替財テクとして脚光を浴びているようだ」とした。

    アニメーションのガンダム、エヴァンゲリオン、ワンピースのフィギュアなど、様々なアイテムがあるが、投資家が最も好む製品は断然レゴだ。
  • 毎日経済 キム・シギュン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-28 17:25:44