記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 総合

ハンファケミカル蔚山工場で爆発事故発生…6人が死亡

    蔚山の石油化学工業団地にあるハンファケミカルの蔚山第2工場で爆発事故が発生し、協力業者の従業員6人が死亡するなど、7人の死傷者が発生した。

    3日午前9時16分頃、蔚山南区呂川洞にあるハンファケミカル蔚山第2工場内にある排水貯蔵所(700立方メートル)で「ボン」という爆発音とともにコンクリートの建物が崩れ落ちた。現場で排水貯蔵所の増設作業をしていた協力業者H産業の従業員6人が崩れた建物の下敷きになり、全員が死亡した。ハンファケミカルの警備員1人が負傷した。

    ハンファケミカル第2工場は蔚山尾浦国家産業団地である蔚山市南区呂川洞に1977年に設立されたポリ塩化ビニル(PVC)の生産工場で、従業員約240人が勤務している。爆発事故が起きた排水集水槽は第2工場のPVC生産工程で発生する廃水を集めて処理する施設だ。労働者は排水集水槽を拡充するために、貯蔵槽の上部に設置されたポンプの容量を増やす作業を行っていたが、配管の溶接作業中に漏れたガスが爆発したと推定される。雇用労働部などの安全当局は排水貯蔵所の工事をする前に、建物内部のガスを排出したのかなど、安全上の規則を遵守していたのかを調査している。

    ハンファケミカルは、事故が発生すると、遺族に謝罪し、事故収拾に最善を尽くすと明らかにした。ハンファケミカルは「配管の溶接作業をしている途中、可燃性ガスに火花が飛び散ったものと推定される」とし「突然の事故により亡くなった故人と家族を失った遺族に深い哀悼の意を伝え、遺族支援に最善を尽くしたい」と約束した。

    一方、蔚山では毎年大規模な爆発事故が繰り返されている。今年1月には蔚山の第4埠頭で1500トン級の化学物質運搬船が爆発して船員4人が負傷した。昨年12月には蔚山郡新古里原発3号機の建設現場で窒素が漏れて労働者3人が亡くなり、同年5月には、冷媒の生産メーカーであるフソンのボイラーで爆発事故が発生して労働者1人が死亡、4人が負傷した。
  • 毎日経済 蔚山=ソ・デヒョン記者/写真=ハンファケミカルホームページ | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-03 15:59:03