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US女子オープンで優勝したチョン・インジが叩き出した記録たち
- 「優勝の実感が出ない。まだ頭の中がまっしろ。楽しむ気持ちでプレイしようとしたのが優勝につながったみたい。」
< チョン・インジの記録 >
13日（韓国時間）、米国ペンシルバニア州のランカスターCC（パー70・6483ヤード）で開かれた米女子プロゴルフ（LPGA）ツアー2015シーズン第三回目のメジャー大会であるUS女子オープンで優勝したチョン・インジ（田仁智、21・ハイトシ真露）は、興奮を隠せないままに優勝の感想を明らかにした。
「天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない」という言葉を自ら証明したわけだ。チョン・インジはこの日に開かれた大会最終日の4ラウンドで、逆転に再逆転を繰り返す薄氷の勝負でも特有の笑顔を失わなかった。最高のメジャー大会でゲームをすることだけでも楽しんでいるようすだった。
チョン・インジは10番ホールで、バンカーショットのミスでヤン・ヒヨン（26）と3打差に広がった。しかし最後まであきらめなかったし、15番ホール（パー4）でバーディーを奪った後、3つのホールで連続「バーディー・ショー」を繰り広げ、単独首位に立った。しかしヤン・ヒヨンも負けていない。 2ホール連続でボギーを犯したが、16番ホール（パー4）でイーグルをつかみ、続いて17番ホール（パー3）で1打をさらに減らし、先立って18番ホールでボギーを叩いたチョン・インジと共同首位に立った。運命の18番ホール（パー4）。しかし、優勝の神はヤン・ヒヨンから視線を逸らした。緊張したヤン・ヒヨンがボギーを叩いた。チョン・インジはこの日、4打を減らして合計8アンダー272打で、2位のヤン・ヒヨン（合計7アンダー273打）を1打差で抜いてぴりりとした優勝を獲得した。
昨年、韓国女子プロゴルフ（KLPGA）ツアー賞金ランキング4位の資格で招待出場し、サプライズ優勝を成し遂げたチョン・インジは、1998年の朴セリ（37・ハナ金融グループ）の後、US女子オープンで優勝した7番目の韓国選手として名を連ねた。優勝賞金として81万ドル（約9億2000万ウォン）を受けとったチョン・インジは、このシーズンで韓国・米国・日本で賞金を17億ウォンも稼いだ。
チョン・インジはUS女子オープンの各種記録も叩き出した。まず、272打はUS女子オープン最少打タイ記録でもある。 1995年アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）と1999年にジュリ・インクスター（米国）が272打を記録している。
また、US女子オープンに初めて出場して優勝した選手は歴代4人しかいない。韓国選手では、2005年のキム・ジュヨンに次ぐ。また、チョン・インジは一シーズンに韓国・米国・日本の3大ツアーで優勝カップを集めた。これもまた、2008年のシン・ジエ（申智愛、27）以来だ。
2013年KLPGAツアー韓国女子オープンで優勝したチョン・インジは、去る5月に開かれた日本女子プロゴルフ（JLPGA）のツアーメジャー大会であるワールドレディスチャンピオンシップ「サロンパスカップ」でも大会最年少優勝を獲得した。そしてすぐにその2カ月後、チョン・インジはLPGAツアーメジャー大会であるUS女子オープンでも優勝し、「韓・米・日メジャー征服」を強調した。
気持ちの良い贈り物をもう一つ受けた。まさに世界ランキングだ。チョン・インジはUS女子オープンを制覇して5.54点を得て、世界ランキングが先週の20位から10位に浮上した。
チョン・インジの優勝で「Kゴルフ」は、今シーズン開かれたLPGAツアー17大会のうち10勝を合作した。このような勢いなら、従前の韓国選手最多勝（11勝）は、軽く超えることができるだろう。また、昨年、米国の選手らが合作した「13勝」更新も目の前にした。
この日、チョン・インジに逆転負けを喫したヤン・ヒヨンのひどい「US女子オープン不運」も関心を集めた。
ヤン・ヒヨンは、2012年には最終日のチャンピオン試合を行ったチェ・ナヨン（28・SKテレコム）に続いて準優勝を占め、昨年は3つのラウンドを共同首位として最終ラウンドに出たが4位にとどまった。そして今回も単独首位でスタートしたが、再び準優勝にとどまった。
2008年と2013年の大会の優勝者のパク・インビ（朴仁妃、27・KB金融グループ）は、ステイシー・ルイス（米国）とともに合計5アンダー275打3位で競技を終え、世界ランキング2位のリディア・コー（19・ニュージーランド）は1アンダー279打で12位にとどまった。 - 毎日経済_チョ・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-13 17:04:16
