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帰順意志を明らかにした船員3人以外の2人、北朝鮮に
- 韓国政府は、海洋警察が韓国東海沖で救助した北朝鮮の船員5人のうち亡命の意思を明らかにした3人を除く2人を14日、板門店を介して北側に送還した。
< 北に送還された北朝鮮の船員 [写真提供=統一部] >
この日、韓国統一部の関係者は、「今日午前11時、北側に帰還することを希望する船員2人を板門店を通じて引き継いだ」と明らかにした。この関係者は「北側は板門店で船員の家族と推定される人々を連れてきていたが、送還の過程で特別な摩擦はなかった」と伝えた。
彼は「今朝、北朝鮮と通話しながら『戻りたいと望む2人だけを引き継ぐので、必要な措置を確認してください』と言ったとき、北朝鮮側は『分かった』と簡単に答えた」と説明した。
この日、板門店の送還の過程を前後して、北朝鮮側の取材陣に見える人たちが船員の家族と推定される人々に対してインタビューを進行するような姿もあったことが分かった。
先立って北朝鮮側は8日、朝鮮赤十字中央委員長名義で送ってきた通知文で「もし、私たちの住民を全員送還せずに抑留し続けるのであれば、より断固とした対応措置をとることなるだろう」と威嚇していた。当時、韓国側に亡命する意思を明らかにした船員を除く2人だけを送還するという意味を改めて北朝鮮に伝達し、南北間の対立が浮上していた。 - 毎日経済 キム・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-14 15:05:49