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ソウルの都心、鍾路・中区への進入車両に6千ウォンの通行料?

ソウル研究員、混雑税導入の必要性提起…1・3号トンネル通行料の3倍 

    • < 急造するソウル市の自家用車 >

    ソウル市は、都心(鍾路・中区)への進入車両から6000ウォンずつの混雑通行料を取ろうという案をめぐり、長考に入った。ソウル市は、混雑通行料徴収の実現可能性調査をソウル研究院に依頼して、最終報告書を受け取ったことが14日、確認された。

    市内の交通渋滞と大気汚染を減らし、歩行者にやさしい都市を構築するために、現在、南山の1・3号トンネルで徴収されている混雑通行料の適用地域を都心に拡大するべきだというのが骨子だ。

    しかし、1・3号トンネルの通行料(2000ウォン)よりも高い追加料金をめぐり、議論が予想される。

    ソウル研究院は、漢陽都城一帯の鍾路・中区の一部の地域(社稷洞、鍾路1~6街洞、三清洞、小公洞、会賢洞、明洞など)40本の道路を通過する自家用車、貨物車、タクシーなどに料金を請求する必要があるという案をソウル市に提示した。

    高速道路で使用されるDSRCを街角ごとに設置して、午前7時~午後9時の進入車両に対して6000ウォン以上の料金を徴収するのが適切だという内容だ。

    ソウル研究院は、漢陽都城などの都心圏、汝矣島~永登浦、江南圏など、3か所を対象に混雑通行料の賦課効果を分析した結果、都心一帯に優先的に料金を導入しなければならないと提案した。ソウル研究院は今後、江南圏などへ賦課地域を拡大する必要があると指摘した。

    ソウル研究院は「都市部は車両の流出入地点が少なく、料金制の施行が容易で、地域が広いため交通量の削減効果が相対的に高い」と評価した。

    料金を課近する場合、都心に進入する車両は4万9475台から3万7272台へと24.7%(ピーク時間帯1時間あたり)減少すると予想された。ソウル市の通行料による純収入は1194億~1339億ウォンと推算される。混雑通行料の賦課地域に設定された漢陽都城都心の住民は11万1000人に達する。

    これを勘案し、ソウル研究院側は都心地域の住民に混雑通行料の90%を、境界地域の市民には50%を割引する方法を含めた。ソウル研究院は、「これまで市民参加に依存する交通政策が主流をなしてきたが、今後は、より規制を強化しなければならない」と指摘した。

    しかし、追加料金の賦課に対する市民の反応は冷たい。江南から光化門へ通勤するキム・ユソクさん(35)は、「公共交通機関の料金もそうだし、交通費が増えるというニュースだけ」とし「生計を立てるために仕事に行く道まで、庶民負担だけ大きくなるようだ」と不満を吐露した。

    都心の混雑通行料を導入するかどうかは、政策決定権を握ったソウル市に移った。この日、ソウル市の関係者は、「都心の混雑通行料賦課は政策的な研究のレベルであり、まだ市の立場は決まっていない」とし、「社会的雰囲気と他の政策効果などの内部要因を考慮して決定する事案」だとしながら、慎重な反応を見せた。
  • 毎日経済 キム・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-14 17:40:52