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北朝鮮「今日17時までに拡声器を撤去しなければ軍事行動」

ハン・ミング国防相「北は軽挙妄動ならず」…対北放送も継続 

    △写真=軍服着たパク大「さらなる挑発には断固として対応」朴槿惠 (パク・クネ)大統領は21日午後、西部戦線を担当している第3軍司令部を電撃的に訪問した。パク大統領は砲撃を敢行した北朝鮮軍の動向と韓国軍の態勢を点検した後、「北朝鮮のどんな追加挑発にも断固として対応するように」と指示した。 [写真提供=青瓦台]

    西部戦線への砲撃挑発を敢行した北朝鮮は前線地域に「準戦時状態」を宣言し、韓・米両国も局地戦に備えた連合作戦体制を稼働して、南北間の軍事的対決状態は最高潮に駆け上がっている。

    北朝鮮は22日午後5時までに対北拡声器を撤去しなければ軍事行動を行うと最後通牒を送ってきたが、韓国軍は対北放送を続けるという方針であり、11ヶ所の拡声器施設への「第2の挑発」の可能性が高まっている。

    金正恩(キム・ジョンウン)国防委員会第1委員長は21日午後5時から、北朝鮮の前線地域に準戦時状態を宣言して、兵士らに完全武装を命じた。朝鮮中央放送は「敵が48時間以内に心理謀略放送を中断しない場合は、心理戦の手段を撃破射撃するための軍事行動と、起こりうる敵の反作用を鎮圧するために軍事作戦を指揮する指揮官が任命され、該当の前線に派遣された」と明らかにした。

    韓国軍の関係者は、「北朝鮮軍が後方にあった火力を前方に移動配置する情況が捕捉された」とし、「韓・米は砲撃挑発後、“韓・米共同局地挑発対応計画”を稼動中だ」と明らかにした。軍関係者は、「北朝鮮の局地的挑発に対して韓・米両国軍がリアルタイムで連合作戦体制を構築したことは、1976年8月の板門店斧蛮行事件(ポプラ事件)以来、事実上初めてだ」と語った。

    韓米連国司令部はウォッチコン(Watch Condition)を、これまでのレベル3からレベル2に上方修正する案を検討している。京畿道東豆川地域に駐留している在韓米軍第210火力旅団も緊急支援態勢を整えて、北朝鮮軍の動向を注視している。国防部はこの日、合同参謀本部名義で北側の総参謀部に送った伝通文(伝言通信文)を介して、北側の地雷挑発と砲撃は停戦協定と南北不可侵合意を正面から違反した違法であり、大きな挑発であることを厳重に警告した。韓民求(ハン・ミング)国防部長官も全軍作戦指揮官会議を主宰して「断固として対応するが、効果的に管理しなければならない」とし、「北朝鮮は明日(22日)午後5時以降に挑発する可能性がある」と語った。

    パク・クネ大統領は同日、当初決まっていた地方訪問の日程を取り消したことに続き、ハン・ミング国防長官、キム・クァンジン国家安全保障室長などとともに、京畿道龍仁に位置した第3野戦軍司令部を電撃訪問した。パク大統領は西部戦線を総括する3軍司令官に、韓国軍の対応策と北朝鮮軍の動向の報告を受けた。

    政府はまた、国民の保護のために開城工業団地に出入制限措置を下した。政府当局者は、「21日午前から当分の間、開城工業団地入居企業の直接関係者の中でも、当日出境し当日入境できる人員を除いては開城工業団地への出入りを制限する」とし、「安全のために協力会社などの出入境を許さない」と語った。
  • 毎日経済_アン・ドゥウォン記者/ウ・ジェユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-22 00:19:58