記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 政治

兵力を前方集結させたままの南北、瀬戸際の対話

北の潜水艦50隻移動・前方砲兵部隊2倍増強…2次会談も午前零時を超える 

    △写真=北朝鮮の砲撃と韓国軍の対応砲撃により南北間の対立が一触即発の衝突危機に陥っている中で、過去22日午後、板門店「平和の家」で開かれた南北高官協議で両側の参加者が対話している。左から(時計回り)洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台(大統領府)国家安保室長、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)北朝鮮軍総政治局長、金養健(キム・ヤンゴン)労働党秘書。 <写真提供=統一部>

    一触即発の戦雲が漂っていた朝鮮半島で、南北が劇的に対話を行い、ひとまず軍事的衝突という破局は避けた。

    北朝鮮が拡声器撤去を要求して軍事行動を予告していた時限直前の22日午後3時、青瓦台(大統領府)が板門店での高官協議合意事実を電撃発表し、南北はこの日、10時間近い徹夜の交渉に続いて23日午後3時30分から再開した交渉も午前零時を越えた。

    南側のキム・グァンジン国家安保室長、ホン・ヨンピョ統一部長官と北側のファン・ビョンソ朝鮮人民軍総政治局長、キム・ヤンゴン労働党対南担当秘書は22日に続いて23日、板門店平和の家で2日目の「2 + 2」会談を行った。今回の高官協議は、北朝鮮が先に提案し、これに対する韓国側の修正提案を北朝鮮が受け入れながら実現した。

    青瓦台の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は23日未明、南北高位級1次接触を終えた後、「相互の意見の差について引き続き調整していくことにした」と述べ、南北間の意見に相違があったことを確認した。ミン報道官は、交渉の議題と関連して「最近、造成された事態の解決策と今後の南北関係の発展方案について幅広く協議した」としながら地雷挑発以後の朝鮮半島の軍事的緊張緩和策をはじめ、南北関係全般に対する幅広い意見交換があったことを示唆した。

    南側は離散家族問題などの人道主義的事案をはじめ、南北関係の進展のための韓国政府側の構想、北朝鮮の核問題の解決の必要性などを説明した。

    北側は韓米連合軍事訓練である乙支フリーダムガーディアン(UFG)などを停止するよう要求して金剛山観光の再開、5・24措置の解除の問題も提起しながら真っ向から対立した。

    双方はソウルと平壌からそれぞれ訓令を受けて数回停会するなどの難航を経ながら、終盤まで夜通しの駆け引きを繰り広げた。南北がマラソン交渉により、南北関係の変化のモメンタムを作る合意を導出できるかに注目が集まる。

    このように南北が高官協議を行ってはいるものの、軍事的対立は依然として続いている。

    国防部はこの日、「北朝鮮の潜水艦約50隻が潜水艦基​​地から出て作戦に入った」と述べた。国防部の関係者は、「北朝鮮軍の潜水艦が基地から離脱する水準が普段と比べて10倍程度に増えた」とし「北朝鮮が保有する潜水艦の70%ほどで、非常に異例」だと述べた。北朝鮮の潜水艦が基地を離れると、韓国側の海域の海の中で密かに活動する可能性が大きいと考えられる。

    北朝鮮はまた、前方地域で砲射撃の準備を終えた兵力を普段より2倍に増やして配置したものと把握されている。
  • 毎日経済 キム・ソンゴル記者 / アン・ドゥウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-08-23 18:11:39