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所得と地位が上がるほど、軍隊文化をさらに感じる

「職場に軍隊文化がある」200万ウォン以下は28.1%、500万ウォン以上は54.7% 

    韓国社会のあちこちには、軍隊式の文化が残存している。職場も例外ではない。特に給料をたくさん受ける高所得サラリーマンは、上司の命令に服従するなど、軍隊式の文化を体験する。

    市場調査会社マクロミルエムブレインが韓国の会社員500人を対象に「職場内の軍隊式文化」に関するアンケート調査を実施した結果、回答者のほぼ半数(44%)が「軍隊文化がある」ということに票を投じた。

    特に所得が高くなるほど軍隊文化を感じる割合は多くなり、月所得100万~200万ウォンの会社員が軍隊文化を感じるという回答は28.1%にとどまったが、300万~400万ウォンは43.4%、500万~600万ウォンでは54.7%と、明確な増加傾向を示した。

    職場で体感する軍隊文化の類型については、「上意下達の意思疎通(72.7%、複数回答)」が圧倒的に多く、「過度な勤勉性の強調(44.5%)」と「休暇と定時退勤の未保障(44/1%)」という回答が続いた。

    また、義務的に参加しなければならない頻繁な団体行事(30%)と暗黙的な女性差別の文化(20.5%)という回答も少なからず出てきた。このほか、回答者の10.5%は、暴言と暴力の問題を挙げた。

    女性差別を軍隊式文化の残滓として感じる回答者は女性(32.3%)が男性(11.8%)に比べて三倍近く多かった。

    不当な軍隊式文化への対処方法についての問いに対しては、「自分が経験したことは仕方がないが、後輩に強要してはならない」という回答が43.2%で多数を占め、「組織の一員である以上、受け入れなければならない」という回答も20%に達した。

    このほか、男性の回答者は、飲み会や個人的な場で問題を提起するとの意見を明らかにした一方で、女性会社員は過度な軍隊文化に対しては、匿名掲示板や組合を介して解決することが適切だという意見が相対的に高かった。
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン / 写真=photopark.com | 入力 2015-09-28 08:00:00