記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 総合

「加入した事実を知らず」…満期でも受け取られていない保険金7390億ウォン

    韓国で、保険契約が完了しても受け取られていない保険金が7390億ウォンに達することが分かった。ほとんどが金融消費者が加入した事実すら覚えていない保険金だ。

    韓国の金融監督院が韓国国会政務委のキム・テファン議員(セヌリ党)に15日に提出した保険商品還付金未払い現況資料を見ると、今年6月末基準で保険会社の還付金未払い件数は16万2811件、7390億ウォンに達している。

    純粋な保障性の保険ではなく、貯蓄性の保険などは、保険商品が満期になると還付金が発生する。満期による還付金は、商品の加入者が請求すれば7日以内に保険会社が支給する。保険会社は通常、満期1カ月前に案内文を普通郵便で送る。

    保険商品は10年、20年のものが多いが、住所の管理が不十分な場合は、普通郵便では、案内文が加入者に正しく伝わらない。加入者の立場では案内文を受け取らなかったため、保険金の満期還付金が発生した事実を知ることができない。知らないから、申請することができず、申請しないから当然、還付金を受け取ることができないという構造だ。登録後、10~20年になると、加入の事実をすっかり忘れてしまう場合も多い。

    業圏別にみると、生命保険会社の保険金の未支給額は5610億ウォン、損害保険会社は1780億ウォンだ。生命保険では、サムスン生命が1484億ウォン、損害保険ではサムスン火災が644億ウォンで最も多い。

    キム・テファン議員は「保険会社は加入勧誘にはあれほど積極的なのに、還付金の支給にはあまりにも消極的なのではないか」とし、「普通郵便ではなく、書留郵便を活用するなど、還付金があるという通知の方法を改善しなければならない」と述べた。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2015-10-15 08:10:51