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「インターネットの個人放送は欲望を表出する窓口」64.3%

  • 韓国で、インターネットを通じた個人放送が増加している。暴言が横行する低質の放送内容に違法の私設ギャンブルを促進し、さらには児童を虐待する場面が出てくると非難を受けているが、個人放送が増える傾向は止めることができない。

    地上波の放送でさえ、このような傾向についていくために、個人放送をフォーマットにした番組を制作するくらいなのだから、仕方のない傾向だ。

    市場調査会社マクロミルエムブレイン・トレンドモニター(www.trendmonitor.co.kr)は、調査の結果、1人世帯の増加が個人放送の増加をもたらすと分析した。

    この会社が、最近、韓国の成人男女2000人を対象に実施したアンケート調査の結果、回答者の74.4%が1人世帯の増加により個人放送が多くなったということに同意したことが明らかになった。このような見通しは、年齢に関係なく72.2%(50代)~76.2%(30代)の間の均一な分布を示した。

    この調査では、回答者の59.1%が個人放送の人気が韓国社会の構成員が持っている寂しさを代弁していると見て、10人のうち4人(40.3%)は、すべてのことを一人で解決しようとする人に、個人放送が役立つと考えていると分析された。

    また、回答者の38.1%が周辺で個人放送を見る人が多くなったと感じており、男性(43.6%)と20代(50.6%)、1人世帯(45.2%)で、このような傾向が顕著になった。

    インターネットの個人放送を見つめる視点には、肯定的な評価と否定的な評価が共存していて、64.3%は個人放送が視聴者の多様な欲求を表出してくれる窓口として認識したが、「あまりにも扇情的で刺激的な放送が増えてきている」との回答も81.1%に達した。インターネットの個人放送について、一定レベルの規制も必要であることに同意した回答者が74.1%と過半数をはるかに超えていた。

    それにもかかわらず、個人放送を肯定的に見る理由は、ひとりでも様々な人とのコミュニケーションを可能にして(67.4%)、双方向コミュニケーションも可能な放送(64.2%)だと見ているからだ。これは、コミュニケーションをしたい孤独な人が個人放送のメイン消費者であることを教えてくれる。

    今回の調査では、回答者の半分程度(52.1%)が、実際に個人放送を視聴した経験を持っており、視聴した理由は、コンテンツの楽しさ(50.2%)が最も大きかった。また、最も多く視聴する個人放送はモクバン(料理を食べる様を見せる放送)(45.2%)とククバン(料理をする過程を見せる方法)(36.3%)で、1人世帯と個人放送が密接な相関関係にあることが分かった。
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン | 入力 2015-10-18 08:00:00