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しぶしぶ手数料を下げたカード会社…消費者の割引特典からなくす

加盟店、年に6700億削減 

  • 韓国政府と与党は、零細商人たちが出すクレジットカードの手数料を今の半分程に減らすことにした。来年4月の総選挙を控えて加盟店の「心を得る」ための決定だという指摘が出ている。カード業界は減った収入をそっくりそのまま加入者に押し付ける態勢だ。

    韓国のセヌリ党と金融委員会は2日、党政協議を介して、来年から零細・中小加盟店のクレジットカード手数料率を現在より最高0.7%ポイント下げる案を確定したと同日、発表した。

    一年の売上高が2億ウォン以下の零細商人は手数料率が1.5%から0.8%に、年間の売上高が2億ウォン~3億ウォンの中小加盟店は2%から1.3%に減少する。また年間売上高が3億ウォン~10億ウォンの加盟店も手数料が0.3%ポイント低くなる。チェックカード手数料も零細商人は1%から0.5%に、中小加盟店は1.5%から1%へと0.5%ポイントずつ低くなる。セヌリ党はチェックカード手数料率をさらに下げる可能性もあるという立場だ。金融委はこれにより、全体加盟店の97%である約238万加盟店が約6700億ウォンの費用を削減することができると予想した。

    コストはカード業界が引き受けることになる。これにより、カード会社は消費者に提供するカードの特典を減らすか、または年会費を上げる方策を検討していることが分かった。結局、政界の票論理により、いわれのない消費者が被害を被る可能性があるということだ。

    しかし、政府と与党はカード会社のサービス縮小を座視しないという立場だ。セヌリ党のキム・ヨンテ議員は、「カード業界が既存の付加サービスの特典をなくすことはありえない」と明らかにした。
  • 毎日経済 キム・ドクシク記者 / キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-11-02 17:47:27