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パク・ピョンホ、ミネソタ・ツインズに行くか…1カ月交渉

一塁手・指名打者が有力 

    運命は奇妙だ。 LG「ツインズ」でプロ野球生活を始めた朴炳鎬(パク・ピョンホ、29・ネクセン)の、メジャーリーグでの新しい巣は再び「ツインズ」になりそうだ。

    メジャーリーグ、アメリカンリーグのミネソタ・ツインズは10日(韓国時間)、球団公式ツイッターを通じて「パク・ピョンホとの交渉権を獲得した」と公式に発表した。メジャーリーグの公式ホームページ「MLB.com」もこれを確認した。これにより、LGツインズでデビューした韓国の巨砲は米国でも、ミネソタ・ツインズのユニフォームを着てデビューする可能性が大きくなった。

    ミネソタが1285万ドルという巨額を投資してパク・ピョンホをつかんだのは予想外の結果だ。ミネソタはこれまで、専門家らのポスティング金額の予想順位で後ろに押されていたチームだ。選手団の年俸を合わせたペイロールランキングは1億826万ドルで、メジャーリーグ全30球団のうち18位に過ぎないスモールマーケット球団だからだ。

    クリーブランド、ボルチモア、テキサス、サンディエゴなどが序盤に離れていき、セントルイス、ピッツバーグ、ボストンなどが有力な候補としてあがったが、けっきょくベールを脱いで巨額でパク・ピョンホに賭けをした球団はミネソタだった。

    ミネソタがパク・ピョンホに期待するのは火力だ。ミネソタ・ツインズは今季83勝79敗でカンザスシティ・ロイヤルズに続き、アメリカン中部リーグで2位に上がっている。マウンドの善戦にもかかわらずいつも打線が足首をつかみ、ポストシーズン進出に失敗したという分析だ。事実、ミネソタの今季チーム打率は0.247で、アメリカンリーグ15チーム中では14位に過ぎず、チーム本塁打数も156本で10位にとどまった。強打者の熱望が大きくならざるをえない。問題は主戦競争だ。まずは期待してみるべきだろう。 1285万ドルを投資した選手をベンチに置くことは、ミネソタとしても決して容易ではない決定だ。ミネソタは指名打者制度のあるアメリカンリーグの所属なので、レギュラーの可能性はさらに大きくなる。

    まずパク・ピョンホの主ポジションである1塁に、ジョー・マウアー(32)という看板スターがいる。攻守を兼ね備えたリーグ最高の保守であり打者だったマウラーは、齢をとって一塁手に転向した。今季は打率2割6分5厘、10本塁打、66打点にとどまり老いたようすを見せてはいるが、まだフランチャイズスターとして確固たる地位を持っている。また、チーム最高の有望株の一人ミゲル・サノ(22)も候補になりうる。サノは今季は主に指名打者を務め、外野への転向説も流れているが、負傷のせいで長期的には1塁に行く可能性が高い。

    現時点では「指名打者」の座が最も有力なシナリオだ。

    ミネソタ・ツインズのテリー・ライアン団長もまたポスティングが公開されて以来、地元メディアとのインタビューで「パク・ピョンホは1塁以外に3塁手としても出ることがありうるが、現時点では指名打者がより似合う」と明らかにした。

    ミネソタはパク・ピョンホ側と30日間の入団交渉を開始する。与えられた時間は韓国時間で来月9日午前7時までだ。もし期限内に契約を行わないで決裂する場合、パク・ピョンホはネクセン・ヒーローズに残留するか、日本進出に目を向けることもありうる。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 / 写真=MKスポーツDB | (C) mk.co.kr | 入力 2015-11-10 19:39:58