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韓国系カナダ国籍の被告、北朝鮮で終身労役刑判決
- 北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、「最高裁判所で大型の国家転覆陰謀行為を敢行した韓国系カナダ国籍者の牧師イム・ヒョンス被告に対する裁判が行われた」とし「裁判では、被告イム・ヒョンスに無期労働教化刑（終身労役刑）が言い渡された」と伝えた。
1986年、カナダに移民したイム被告は、これまで北朝鮮を数十回訪れ、牧会活動をしながら、保育所と教育機関などに人道的な支援をしてる中、今年1月末、北朝鮮で連絡が途絶えた。イム被告が北朝鮮で実施したプロジェクト中の麺工場と製粉所建設が、去る2013年に処刑されたチャン・ソンテクと関連すると表れた。
ジャスティン・トルドー（Justin Trudeau）カナダ首相が、北朝鮮が韓国系カナダ人であるイム被告（60）牧師に終身労役刑を宣告したことについて、大きな懸念を示した。
トルドー首相は16日（現地時間）、オタワ（Ottawa）で記者たちと会い、「北朝鮮の統治方式と司法制度の問題はよく知られている」とし「北朝鮮で終身刑を宣告される人が非常に心配だ」と明らかにした。彼は続いてイム牧師と北朝鮮が抑留した他の人々に、カナダ領事が会えるよう、引き続き北朝鮮政府に圧力をかけると強調した。続いて、北朝鮮を含めて、世界中のどこからでもカナダ人が適切に扱われることを保証しなければならないと付け加えた。
カナダ政府関係者は、イム牧師が高齢で健康が虚弱であるという点を強調し、宣告が過度に厳しいと述べた。フランソワ・ラサール（Francois Lasalle）カナダ外務部（外務省）代弁人は、声明を経由してカナダ領事館職員が、イム牧師に会うことが拒否されてきて、裁判がイム牧師に会うことができる最初の機会だったと明らかにした。ラサール代弁人は、「北朝鮮が領事の接近を拒絶したのは、領事関係に関するウィーン条約の重大な違反」とし「領事が自国民に会える主権を侵害した」と指摘した。
イム牧師の信者と家族を代弁するリサ・パク（Lisa Park）は、北朝鮮政府、北朝鮮国民に向けたイム牧師の心を記憶してほしいと要求し、「家族と教会は慈悲と憐憫を希望する」と述べた。
平壌（ピョンヤン）には、人道的活動が許可された多くの外国人宣教師がいるが、北朝鮮政府は彼らに対する疑惑をそらさない。 - 毎経ドットコム デジタルニュース局 イ・ガヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-17 08:50:24
