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野手キム・ヒョンス、米メジャーリーグのオリオールズへ…2年間で700万

  • ついに韓国の打撃マシンが米国本土でその威容を轟かせた。

    米国メジャーリーグのオリオールズは24日(韓国時間)、キム・ヒョンス(金賢洙、27)との契約を正式発表した。 2年間700万ドルの契約だ。これにより、キム・ヒョンスはカン・ジョンホ(姜正浩、28・ピッツバーグ・パイレーツ)とパク・ピョンホ(朴炳鎬、29・ミネソタ・ツインズ)に続き、KBOリーグからメジャーリーグに直行した3番目の野手になった。背番号は25番だ。

    去る17日に米国に渡ったキム・ヒョンスは、メディカルテスト後に最終契約書にサインした。当初の予想よりも契約発表が遅れたが、オリオールズ球団とキム・ヒョンスは、クリスマスを控えて契約を締めくくった。

    ボルチモアは2011年、SKから自由契約選手(FA)に解かれたチョン・デヒョン(鄭大炫、37・ロッテ)と入団合意に達し、韓国野球ファンたちにその名前を広め始めた。

    しかし、チョン・デヒョンがメディカルテストに合格できず、韓国野球とは悪縁を結んだ。 2年前にユン・ソンミン(尹錫珉、29・KIA)がボルチモアのユニフォームを着たが、マイナーリーグ生活だけで帰ってきたこともある。

    幸いなことに、今回はボルティモアがキム・ヒョンスにかける期待は大きい。

    ボルティモアのダン・デュケット副社長は、「キム・ヒョンスは韓国最高の打者で、プレミア12大会で最優秀選手(MVP)に選ばれるほど国際大会でも良い技量を披露した」とし「韓国の鉄人で打撃・守備・走塁の実力はもちろん、良いチーム仲間になる資質を備えたキム・ヒョンスを獲得することになって満足だし、それによってチームの攻撃力がよくなることを期待している」と語った。

    ボルチモアは昨シーズン、出塁率0.307でアメリカンリーグ15チームのうち11位にとどまった。キム・ヒョンス特有の選球眼でボルティモアの出塁率を上げたならば、軟着陸には問題がないと思われる。

    ▶ 応答せよ2006 KBO新人たち

    キム・ヒョンスのメジャーリーグ進出とともに、韓国野球を率いる顔も変わっている。これまでは韓国プロ野球が発足した、1982年生まれの選手らが主軸を成してきた。チュ・シンス(秋信守、テキサス・レンジャーズ)、イ・デホ(李大浩)、オ・スンファン(呉昇桓)(以上は米国進出推進中)、キム・テギュン(金泰均)、チョン・グヌ(鄭根宇、ハンファイーグルス)などが代表的な1982年生まれだ。

    2006年にKBO高卒新人全盛時代を開いたその次の世代は、いずれ2016年の夢の舞台メジャーリーグで会う予定だ。

    キム・ヒョンスをはじめ、史上初で韓国プロ野球からメジャーリーグに直行したユ・ヒョンジン(柳賢振、28・LAドジャース)、2015年1月にKBOリーグ出身韓国人野手で最初にメジャーリーグ契約を行ったカン・ジョンホがまさに2006年のデビュー同期だ。

    彼らが初めて出会ったのは2005年、ソウルで開かれたアジア青少年野球選手権大会だった。彼らは当時、大きな注目を受けられなかった。しかしプロ舞台のデビュー後に真価を表わして、2010年にはリュ・ヒョンジン、キム・ヒョンス、カン・ジョンホらはすべてゴールデングローブを受賞した。

    いま2006年のデビュー3人衆は、世界最高の選手が集まるビッグリーグで対決を続けている。最近、ソーシャルネットワークサービス(SNS)にカン・ジョンホと一緒に撮った写真を上げて「2016年、一緒にジャンプしよう(Let's rise together 2016)。友情」と書いたリュ・ヒョンジンは、キム・ヒョンスまで応援しなければならない状況だ。負傷で2015シーズンを終えたリュ・ヒョンジンとカン・ジョンホまでがグラウンドに戻るなら、韓国野球ファンはより忙しくなる見通しだ。

    ▶ キム・ヒョンス-パク・ピョンホ開幕戦対決

    来年の4月4日午後3時5分(現地時間)に予定されたオリオールズの、ホーム開幕戦の相手はミネソタ・ツインズだ。ほかでもない、パク・ピョンホの所属チームだ。開幕戦から韓国産の巨砲が対戦する絵がらが描かれた。両チームはともにアメリカンリーグに属しているので、彼らが新人王競争を繰り広げるエキサイティングな状況も期待することができる。

    もちろん、その前に所属チーム内でのレギュラー争いが先だ。

    まずは可能性は高い。キム・ヒョンスは2年総額700万ドル、パク・ピョンホはポスティング役で1285万ドルに4年総額1200万ドルを受け、それぞれ価値を認められた。両チームがキム・ヒョンスとパク・ピョンホをベンチに座らせておく可能性は低い。

    韓国野球を代表する2打者の対戦は、野球ファンがすでにメジャーリーグ開幕を待つ十分な理由になることだろう。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-24 18:56:01