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北朝鮮、4回目の核実験…国際社会を相手に「核ギャンブル」

金正恩の核ギャンブル…東北アジアの安保、激浪の中に 

    • < 北朝鮮4回目の核実験の概要 >

    金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮政権は6日、水素爆弾と推定される核実験を電撃的に強行し、国際社会を相手に「核ギャンブル」に乗り出した。 2年11ヶ月ぶりに4回めの核実験を行ったキム・ジョンウン政権は、執権5年目に「核保有国」の地位を堅くし、北朝鮮の住民を対象に内部結束を固め、米国を相手に核交渉を行うことを予告した。これにより、昨年の8・25南北合意で雪解けを模索していた南北関係はもちろん、北・中関係などの韓半島周辺の情勢が急激に冷めている。

    北朝鮮はこの日の昼12時30分(平壌時間昼12時)、朝鮮中央放送の特別重大報道を通じて初の水爆実験が成功裏に進められたと発表した。これまで1~3回めの核実験時は直接または間接に核実験を予告したが、今回は奇襲的に断行して国際社会に衝撃を与えた。

    北朝鮮は「われわれの知恵、われわれの技術、われわれの力に100%依拠した今回の実験を通じて、われわれは新たに開発された実験用水爆の技術的な仕様が正確であることを完全に確証しており、小型化された水爆の威力を科学的に解明した」と強調した。

    北朝鮮は、「水爆の実験は米国を首謀者とした敵対勢力の、核の脅威と恐喝から自主権と民族の生存権を守り、朝鮮半島の平和と安全を担保するための自衛的措置」だと強弁した。北朝鮮の水爆実験の発表はこの日の午前10時30分頃、両江道(リャンガンド)白岩郡近くで人工地震が検出されてから2時間後に行われた。情報当局は北朝鮮側の主張どおり、完全な形の水爆を開発したというよりも、その前段階である増幅核分裂弾の実験を行った可能性に重きを置いている。これと関連し、国家情報院は「北朝鮮は水爆だというが、(地震の規模を)測定したものを見るとそうではない可能性がある」とし、「前回の3回めの核実験(威力)は7.9キロトンで地震波の規模は4.9と出てきたが、今回は(威力が)6.0キロトンで地震波は4.8と、より小さくあらわれた」と語った。

    北朝鮮が4回めの核実験を強行することにより、朴槿恵大統領が執権初期から一貫してとってきた対北朝鮮政策の基調である韓半島信頼プロセスも最大の危機に直面した。南北間の対話・和解に必要な最小限の信頼が崩れたため、南北間の交流協力の拡大政策も立地が大幅に狭くなった。

    国際社会の超強度の対北制裁も避けられない見通しだ。国連安全保障理事会は6日午前(現地時間)、この問題を議論するために緊急会合を行うと伝えられた。北朝鮮が追加の核実験を行えば強度の高い制裁をとると国際社会が警告していただけに、安保理の制裁水位はさらに高まるものと思われる。

    米ホワイトハウスは5日(現地時間)、遅い時間にもかかわらず「国連安全保障理事会決議に違反を糾弾する」と強硬対応に乗り出した。

    ホワイトハウスのネッド・プライス国家安全保障会議(NSC)のスポークスマンは、「現在までのところ水爆実験かどうかを確認することはできないが、どのような国連安保理違反も糾弾し、北朝鮮が国際的な義務と約束を守ることをもう一度促す」と述べた。

    続いて「われわれは北朝鮮を核保有国として認めないという点を明らかにしてきた」とし、「韓国を含む域内同盟を継続して保護し守るものであり、北朝鮮のいかなる挑発行為に対しても適切に対処する」と強調した。

    中国政府も同日、北朝鮮の核実験について「強力な反対」を表明した。華春瑩(ファチュンイン)中国外交部スポークスマンは声明で、「中国は当然しなければならない国際社会の義務を履行する」とし、このように明らかにした。
  • 毎日経済 _ワシントン=イ・ジンミョン特派員/北京=パク・マンウォン特派員/ソウル=キム・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-07 00:35:21