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「判事殿、この文字が本当に見えますか?」

    経済正義実践市民連合など13の市民・消費者団体らは13日、ホームプラスの顧客情報の不法販売行為に対して無罪を宣告した裁判部に、1ミリの大きさの文字で書かれた抗議書簡を伝達したと明らかにした。

    ソウル中央地方法院(プ・サンジュン部長判事)は去る8日に開かれた裁判で、ホームプラスが2000万件の顧客情報を保険会社に売った容疑に対して無罪判決を下した。

    ホームプラスはこれまで2011年から2014年まで景品イベントを開き、顧客の名前と連絡先を収集して保険会社に売り渡した疑いを受けている。ホームプラスは1件あたり1980ウォンから2800ウォンを得て、総231億ウォンの収益をあげたことが分かった。

    プ・サンジュン判事はこれに対し、「ホームプラスは法で要求される個人情報の第三者への提供告知義務を果たした」とし、「イベント応募紙に個人情報が保険会社の営業に活用されうるという、法律上の告知内容がすべて書かれている」と述べた。

    検察は、ホームプラスの応募券の告知事項は1ミリの大きさの文字で書く「便法」を使ったと主張したが、プ判事は「人が読み取ることができないサイズではなく、宝くじなどの他の応募券の文字サイズも似たようなもの」だと述べた。

    各市民団体は「怒る被害市民らの声を1ミリの文字で作成し、1審裁判所と検察側に伝達した」とし、「裁判所は財閥・大企業見逃し判決という汚名をそそぐことができなくなった」と指摘した。検察は11日に控訴しており、被害をこうむった消費者らの民事裁判も進行中だ。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 イ・ガヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-13 13:32:16