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韓国サッカー、8回連続オリンピック本選に進出

  • シン・テヨン監督が率いる五輪サッカー代表チームは、2016アジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権準決勝で、開催国のカタールを破って世界初の8回連続オリンピック本選に進出する大記録を立てた。

    オリンピック代表チームは27日(韓国時間)、カタール・ドーハのチャシムビンムハマドスタジアムで行われた準決勝で、後半3分にリュ・スンウ(レバークーゼン)の先制ゴールと、後半43分のクォン・チャンフン(水原)の決勝ゴール、後半ロスタイムのムン・チャンジン(浦項)のゴールを決めて3対1で勝利した。

    韓国は3位までに与えられる、2016リオ五輪への出場権を手に握った。韓国は先にイラクを下し決勝に上がった日本との、30日の夜11時30分に優勝をめぐって最後の対決を繰り広げる。

    1948年のロンドン五輪で初めてオリンピックの舞台を経験した韓国は、1988年のソウルオリンピックを皮切りに、8回連続オリンピック本選に進出する大記録を立てた。これは今まで世界のどの国も達成していない最初の記録だ。

    今まで7回連続オリンピック本選進出記録は、韓国とイタリアがともに持っていた。

    「最強」ブラジル(1960~1976)と「サッカー宗家」イギリス(1936~1960)も、最多連続進出記録は5回で止まったほどだ。

    8回連続オリンピック出場という大記録を立てたオリンピック代表チームは、しかし最初から良い評価を受けたわけではない。 A代表とKリーグで活躍してきたクォン・チャンフン(水原)を除けば、2014仁川アジア大会の金メダル、2012ロンドンオリンピック銅メダルなどを収穫した前世代に比べて重量感が落ちるというのがこれまでの評価だった。

    それでも五輪代表チームの潜在力は、重要な瞬間に光を放った。クォン・チャンフン(水原)とムン・チャンジン(浦項)の2エースが期待どおりに節目ごとにゴールを決め、パク・ヨンウ(ソウル)やヨン・ジェミン(水原)などが守備をリードした。これに加えファン・ヒチャン(ザルツブルク)とファン・ギウク(延世大)など「二十歳の末っ子」たちまでが充実した活躍を繰り広げて、オリンピック代表チームはけっきょく目標を達成することができた。

    様々な戦術でチームを導いた「キツネ」シン・テヨン監督も、一等功臣としてあげられることに遜色はない。

    いつも「攻撃サッカー」を叫んできたシン監督は、4-4-2を基本に4-1-4-1と4-2-3-1を駆使してきた。

    しかし、準決勝で出した戦術は今回の大会で一度も使われていない3-4-3。 4試合で11ゴールを決めたカタールを迎え、守備に重点を置く実利的な選択を行ったのだ。

    最大のヤマ場で安定を選んだシン・テヨン監督は、後半になってようやくムン・チャンジンとファン・ヒチャンを交替投入し、隠しておいたナイフを取り出した。ファン・ヒチャンはその後に起きた2ゴールの両方に関与しており、ムン・チャンジンも終了直前にくさびゴールを決めてシン監督の信頼に応えた。シン監督の「八色鳥戦術」が光を放った瞬間だった。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-27 17:34:28