ニュース > 政治
韓国政府、開城工業団地の稼働を全面中断
- 韓国政府は、北朝鮮の4回目の核実験と長距離ミサイル発射に対応して10日、開城工業団地の稼働を全面中断する決定を下した。
政府が南北関係の最後の砦として挙げていた開城工業団地の稼動を中断する超強力制裁カードを取り出したのは、北朝鮮の核・ミサイル開発を容認することはできないという決然意志を表出するとともに、国連安全保障理事会の実効的でありながら強力な対北制裁決議を引き出すための布石と解釈される。
統一部の当局者はこの日、「北韓（北朝鮮）がわれわれと国際社会の度重なる警告にもかかわらず、核実験に続き再び長距離ミサイルを発射したことは容認できない挑発」とし「政府は、これらの厳重な認識に基づいて、苦心の末、開城工団を今日から全面的に中断することを決めた」と明らかにした。
この当局者は「政府は開城工業団地を国際的規範に合致する工業団地として造成するために、北韓の複数回にわたる核実験と武力挑発にもかかわらず、開城工業団地の安定発展のために努力してきた」とし「しかし、北韓の続く挑発により、わが国民の安全と韓半島（朝鮮半島）の平和、企業の経営活動がすべて脅かされる現在の状況では、過去のように開城工業団地を正常に稼動することはできないと判断した」と説明した。
彼は「今後、政府は開城工業団地に残っているわが国民の安全帰還を最優先しながら、開城工団の全面中断による諸般の措置を迅速に推進する」と明らかにした。 - MBNニュースセンター / 写真＝MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2016-02-10 17:04:00
