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北朝鮮の金正恩第一書記「敵に対する軍事対応、先制攻撃に転換」

  • 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は「これからは敵に対するわれわれの軍事的対応を先制攻撃的な方法へと、すべて転換させる」と述べた。

    朝鮮中央通信は、金第1書記は新型の大口径放射砲の試験射撃を現地指導する席で「国の防衛のために実戦配備した(配置した)核弾頭を任意の瞬間に打ち上げることができるよう、恒常的に準備しなければならない」と述べたと4日、報じた。

    金第1書記は、「米帝が軍事的強権を振り回しながら、他国と民族に戦争と災難を強要している極端な状況で、わが民族の自主権と生存権を守るための唯一の方途は、核武力を質量的にさらに強化して力のバランスを取ることのみ」とし「今、敵が『斬首作戦』と『体制崩壊』のような愚かな最後の賭けに頼っており、情勢はこれ以上、袖手傍観できない険悪な状況に至った」と主張した。

    続いて「尖鋭な情勢の要求に合わせて、万全の最後の決戦の文尾を完成させるために、最近開発された打撃武器を最高司令部の作戦全域に一日も早く実戦配備することにより、敵がその地で最後の終末を迎える瞬間まで、一時も足を伸ばして寝ることができないようにしなければならない」と注文した。

    また「敵が様々な戦略戦術兵器を朝鮮半島の南の地に配備して、われわれに対する脅威恐喝を日常から行っている今こそ、核武力強化の必要性をより切実に感じている歴史的時期」とし、「核保有を選択して、核武力をあらゆる面から強化させてきた道がどれほど正当だったのかを確信することになった」と述べた。

    また、金第1書記はまた、異例的に朴槿恵(パク・クネ)大統領の実名を取り上げ、「朴槿恵が事後の対策もなく無謀な武力増強劇を繰り広げて、先制攻撃まで云々しているが、これは蓑を着て火事場へ入るような愚かなこと」だと非難した。

    また「朴槿恵政権が、米帝を狙うわれわれの核打撃武装の照準の中に入ってくる自殺的な妄動をすぐにやめ、理性的に慎重に行動して熟考する必要がある」とし「朝鮮人民軍は殲滅の砲門を開いたまま、朴槿恵の生存欲と生存方式を見守るだろう」と威嚇した。

    北朝鮮が試験射撃した新型放射砲は3日、北朝鮮が東海岸沖に発射した短距離発射体であると思われる。

    通信は、新型放射砲が「南朝鮮の作戦地帯内の主要な打撃対象を射程圏の中に入れた密誘導システムを備えた最先端の長距離大口径放射砲システム」とし、金第1委員長が「3年間、開発段階の大口径放射砲の試験射撃を13回も直接指導した」と紹介した。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-04 08:50:01