記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 政治

[韓・中首脳会談] 朴大統領「無信不立」…習主席「対北制裁、確固として」

  • 朴槿惠 (パク・クネ)大統領と習近平(シ・ジンピン)中国国家主席が半年ぶりに再会し、対北制裁決議の履行のための協力に積極的に乗り出すことで合意した。両首脳が会って北韓制裁決議の実践意志を明らかにしたのは、北韓の第4次核実験以後で初めてだ。

    両首脳は先月31日(現地時間)午後、ワシントンのオムニショアハムホテルで首脳会談を開き、このように意をひとつにして韓中4大戦略対話など、戦略的コミュニケーションシステムをより積極的に運用することにした。この席で朴大統領は「北韓の行動を変えるためには、国連安全保障理事会決議の充実した履行が重要だ」と強調するやいなや、習主席は「安保理決議を全面的に、完全に履行するるもりだ」と明らかにした。これによって両首脳は今後、対北韓制裁履行のための協力を強化していくことにした。

    朴大統領はこの日、首脳会談の冒頭発言で「昨年9月、中国の伝承節記念行事に参加して習主席と昼食をともにしたときに、メニューに書かれた〈無信不立(信無くば立たず)〉という言葉が思い出される」とし、「両国間の戦略的協力パートナー関係を導いていく基本精神は相互尊重と信頼」だと語った。習主席もまた「朴大統領と深みのある意見を交換し、中・韓関係を全面的に企画していく」として、韓・中関係の強化に対して確固たる意志を示した。

    しかし高高度ミサイル防衛システム(サード/THAAD)の韓半島配置問題をめぐっては、両首脳は温度差を示したものと見られる。習主席は「サード反対」の立場を明確にし、朴大統領は「国益に基づいて決定する」という原則論を強調したという裏話だ。

    オバマ大統領も同日午後に習近平主席と首脳会談を持ち、国連安全保障理事会の対北制裁決議を完全に履行することで意を一つにした。オバマ大統領は首脳会談の冒頭発言で、「地域安全保障と安定性を脅かす北韓の核兵器追求は、米国と中国の両方に深刻」だとし、「米国と中国は韓半島の非核化という目標に向かって忠実に進んでいる」と明らかにした。

    習主席も会談で、「米国と中国が安保理の対北決議を完全かつ厳密に執行することが重要だ」と述べた。習主席はしかし、「韓半島の非核化と平和安定、そして対話と交渉を通じた問題の解決を支持する」として、対北制裁とともに北韓との対話の必要性を重ねて主張した。
  • 毎日経済_ワシントン=イ・ジンミョン特派員/ナム・ギヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-01 17:06:30