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駐韓米軍司令官指名者「核の傘がなければ韓国が核武装を検討するだろう」
「核の傘の提供を中断した時、韓国は核武装を検討するだろう」
- ビンセント・ブルックス駐韓米軍司令官指名者は、「米国が核の傘を提供できない場合は、韓国は自らを守るために、独自の核武装に乗り出す案を検討するしかないだろう」と明らかにした。
ブルックス指名者は19日(現地時間)、米国連邦議会上院軍事委員会が主催した人事聴聞会に出席し、「核の傘の提供を中断するならば、韓国は独自の核能力の開発に乗り出すと思うか」というジョン・マケイン委員長の質問にこのように答えた。韓国が核兵器の開発に乗り出すことを事前に防止し、最終的に韓半島(朝鮮半島)の非核化を達成するために米国は核の傘を継続して提供しなければならないという意味を強調するために、韓国核武装発言を引き出したものだ。またワシントンの政界の一部では、正当な対価を支払わない場合は韓国などアジア地域に提供する核の傘をたたむべきだという主張を一蹴するための意図も含まれているものと解釈されている。
しかし「核の傘がなければ韓国が核武装を検討するだろう」という駐韓米軍司令官の発言は、北韓(北朝鮮)の相次ぐ核実験とミサイル発射などの挑発状況とからみ合って議論をまねくかもしれないという分析だ。 - 毎日経済_ワシントン=イ・ジンミョン特派員 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-20 18:10:51