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環境部「キャシュカイのリコールを」…韓国日産「違法な操作していない」

日産自動車も排出ガス操作…韓国で露見した「ディーゼル操作」 

  • 環境部はフォルクスワーゲンに続き、韓国日産の「キャシュカイ(QASHQAI)」の排出ガス操作の事実を確認して、リコールや販売停止命令を下すことにした。フォルクスワーゲンではなく他の自動車メーカーの排出ガス操作は、ヨーロッパや米国などでもまだ明らかにされていない内容で、日産が操作を認める場合は「ディーゼル事態」が新たな局面に入るものと見られる。

    環境部は16日、国内で「ユーロ6」認証(2014年9月に導入)を通過して販売されているディーゼル車20車種を調査した結果、韓国日産のキャッシュカイが排出ガスを違法操作する独自設定を行っていたことが確認され、課徴金の賦課とリコール命令、刑事告発などの行政手続きに入ると明らかにした。環境部のホン・ドンゴン交通環境課長は、「日産キャッシュカイは昨年摘発されたフォルクスワーゲンと同様に、排出ガス再循環装置(EGR)を操作したことが確認された」とし、「車両内部の吸気温度が35度になる瞬間に再循環装置が停止するようになっているが、これは一般的な運転条件での部品の機能低下を禁止した任意設定の規定に違反する」とした。

    キャッシュカイはエアコン稼働時に窒素酸化物(NOx)の排出量が3.76g/㎞に達し、昨年摘発されたフォルクスワーゲン社のユーロ5「ティグアン(Tiguan)」の排出量(1.37g/㎞)よりも2.7倍多かった。

    環境部は韓国日産に、任意設定違反の事前通知後に10日の意見聴取期間を置いて、3億3000万ウォンの課徴金を賦課する予定だ。今回摘発された車両はユーロ6モデルで、既に販売されている814台にはリコール命令を、在庫車両には販売停止命令が下される。また環境部は5月中に車両認証を解除して、製作車排出許容基準違反と製作車認証違反で菊池武彦韓国日産社長をソウル中央地検に刑事告発する予定だ。

    韓国日産の関係者は、「日産は過去はもちろん、これまでも当社が製造するどんな車両にも違法な操作と任意設定装置を使用したことはない」とし、「EUの規制機関は日産車が排出ガス低減装置の任意設定を行っていないと結論を下している」と語った。

    一方、屋外道路走行試験でのNOx排出量は、キャッシュカイが室内認証基準(0.08g/㎞)の20.8倍の1.67g/㎞で最も高く、ルノーサムスンの QM3も室内認証基準の17.0倍を排出することが分かった。 17車種は1.6~10.8倍の排出量を見せ、実走行時にも室内認定基準を満たしている車種はBMW 520dが唯一だった。 QM3を製造・輸入するルノーサムスンは実走行時の排出量を低減するために、年末までに自己改善対策を用意する予定だ。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-16 22:29:14