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韓国P&Gの「ファブリーズ」を調査…他の生活化学製品は?

今回は環境部…「ファブリーズ」調査 

    • < 回収命令が下された7つの生活化学製品 >

    環境部は脱臭剤「ファブリーズ」を含め、芳香剤や消臭剤などの生活化学製品全般に対する大々的な殺生物質調査に着手する。また環境部は昨年の下半期、化学物質登録評価法(化評法)の施行後に実施した安全基準に対する調査の結果、「KC」マークを受けた靴消臭剤に使用禁止物質の「ポリヘキサメチレングアニジン(PHMG)」が使用されたことを確認して、回収命令を下したと明らかにした。

    環境部は17日に政府世宗庁舎で開かれた記者会見で、韓国ピーアンドジー(P&G)が提出したファブリーズの成分を公開し、ファブリーズを含む殺生物全般に対する調査計画を発表した。有害性論議が起きたファブリーズの成分は、微生物抑制剤(保存剤)として使われる「ベンゾイソチアゾリノン(BIT)」と、抗菌剤の塩化アンモニウム系の「ジドデシルジメチルアンモニウム・クロリド(DDAC)」だ。公開資料によると、繊維脱臭用のファブリーズはDDACが0.14%、空気脱臭用のファブリーズにはBITが0.01%それぞれ含まれている。 BITとDDACは米国環境保護庁(US EPA)と欧州連合(EU)から芳香消臭剤用として許可された成分だ。

    環境部のホン・ジョンソプ化学物質政策課長は、「韓国P&GがEPAの検討報告書を提出し、問題の成分は危害の度が低いとされている」と説明した。国内で販売されているファブリーズは、DDACの含有量が米国の半分以下というのが環境部の説明だ。

    また環境部はブリーフィングで、今月中に芳香剤と消臭剤や合成洗剤などの生活の中の危害憂慮製品15種について、製品ごとに殺生物質を調査すると明らかにした。

    今年中に芳香剤・消臭剤などの生活化学製品に含有された殺生物質の調査を完了し、これと並行して有害性・危険性を点検する計画だ。この日環境部は、昨年の下半期から流通している生活化学製品331品目を対象に安全基準を調査した結果、禁止物質が含まれている7つの製品を摘発し、化学物質登録評価法に基づいて「退出」措置を下したと明らかにした。特にバイオピトン社の「シンバルムギュンジョン」消臭剤は、オキシー加湿器殺菌剤に使用された化学物質のPHMGなどの禁止物質を含有しており、すぐさま「退出」命令が下された。環境部は今回退出させた製品を販売した業者7社を管轄捜査機関に告発して、これらの企業は最高7年以下の懲役又は2億ウォン以下の罰金刑を受けることがありうる。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-17 20:04:17