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潘基文国連事務総長が大統領選挙出馬を示唆

    △写真=25日、済州空港を通じて入国した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が夫人ユ・スンテク氏と一緒に専用機から降りながら手を振っている。

    「来年1月1日になれば韓国人になる。韓国の市民としてどのようなことをすべきかは、その時になって悩み決心する」

    25日に訪韓した潘基文国連事務総長が「大権(大統領権限)」に向けた扉を開いた。潘事務総長はこの日、済州島のロッテホテルで開かれた寛勲クラブ招請懇談会に参加し、事実上、大権挑戦の可能性を示唆する発言を吐き出した。

    潘総長は、まず「私が大統領になると以前に考えてみたことはない」とし、「しかし、自生的にこのような話が出てくるのは、私の人生を無駄に生きてきておらず、努力したことに対する評価だという考えに誇らしく有難く思う」と明らかにした。彼はこの日、「国連事務総長として有終の美を飾れるよう指導してほしい」と、自身に対する関心が早期過熱されることを警戒しながらも出馬の可能性を否定しなかった。むしろさらに一歩進み、今年末に任期を終えた後に「決心」すると初めて言及した。

    大統領選挙に出馬するには「高齢」だという質問についても、「米国大統領選挙の候補も70歳、76歳だ」とし、「韓国のような先進社会では体力は最近、特に問題にならない」と答えた。潘事務総長は来年、満73歳になる。

    彼はまた、「南北分断も大きな問題だが、内部で複数の分裂した姿を見せ、海外で報道されているのを見ると恥ずかしいと感じることが多い」とし、「国家統合のためにすべてのものを捨てると率先垂範する指導者が出てこなければならない」と政界に向けた苦言も吐いた。「国家統合」を次期大統領の最大の徳目として提示したわけだ。

    潘事務総長はこの日の午後、カタール航空のチャーター便で済州空港に到着した。彼は26日午前、済州フォーラム開会式で基調講演をした後、主要7カ国(G7)首脳会議に出席するために27日までに日本を訪問する。以後、再び韓国に戻り、30日までに国際ロータリー世界大会に出席、安東河回村(ハフェマウル)を訪問、慶州(キョンジュ)国連NGOカンファレンスに参加するなど息切れするような日程を消化する予定だ。
  • 毎日経済 シン・ホンチョル記者 / 済州=パク・ウィミョン記者 / 写真=写真共同取材団 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-25 21:05:00