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「輸出インキュベーター」開設…イラン特需を支援
◆ 下半期の経済政策の方向／輸出促進 ◆
- 不振に陥った輸出を回復するために、政府は下半期にイランなど新市場進出のための企業支援を拡大し、高級消費財の輸出戦略を整える。
28日、政府が発表した下半期の経済政策方向によると、政府はイラン特需の現実化のために鉄道・水資源などのインフラ、石油・ガスなどのプラント、保健医療分野の候補事業を継続して発掘する。またイラン事業の受注を支援するために、250億ドル規模の金融パッケージを活用する。特に国家信用度の低い発展途上国のプロジェクトを受注する際には発注機関の信用度などを考慮し、韓国貿易保険公社などの与信限度を上げることにした。
あわせてイランやミャンマーなどの新市場に対する企業進出を助けることができるように、輸出インキュベーターを開設する。
5月まで17ヶ月連続で減少傾向を記録した輸出を反騰させるために、高級消費財などの新しい輸出品目を発掘し、オンラインを積極的に活用するなど方式も多様化する。
メガネ、家具、化粧品などの高級消費財の育成戦略を来月に確立し、最近需要が急増した中国の新鮮水産物市場への進出を活性化するために、活魚コンテナの拡大などの物流インフラを拡充していく方針だ。
海外販売専門のオンラインショッピングモール「Kモール24」を通じた伝統酒の販売を可能にするなど、オンライン方式の輸出も拡大していく計画だ。このほか、10月に出される公共機関に対する評価結果をもとに、関連機関の業務を調整して輸出支援機能も効率化する。
輸出競争力を向上させるために、輸入税納付猶予の適用範囲を中堅企業にまで広げることにした。これによって既存の輸出割合30％以上の中小企業から、輸出割合50％以上の中堅企業までが恩恵を享受することになる。
一方、政府はブレクジット（Brexit／英国のEU離脱）の影響を最小限に抑えるため、被害企業が発生したときには迅速に支援する計画だ。貿易保険の支払い期間の短縮、貿易金融の緊急支援などの方案を用意していく方針だ。 - 毎日経済_ソ・ドンチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-06-28 17:22:05
