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2015年の韓国帰農人口が11.2%増加…半分が50~60代

    退職後、複雑な都市を離れて農・漁村で「第2の人生」を始めようとするベビーブーム世代が増え、帰農・帰漁人口が急速に増えている。

    30日、農林畜産食品部と海洋水産部、統計庁が共同発表した「2015年帰農・帰村・帰漁世帯数統計」によると、昨年の帰農世帯は1万1959世帯で、前年比11.2%(1201世帯)が増加した。帰農人は、ある地域に1年以上住んだ人が農村地域(邑・面)に移り、農業経営体登録名簿や農地原簿、畜産業登録名簿に登録した者を意味する。

    年齢別にみると、全帰農世帯主のうち50~60代が64.7​​%に達した。30~40代の帰農世帯主は30%だった。

    ベビーブーム世代が退職時期を迎えた中で、画一的な都市生活をたたみ、さまざまな形で生計を立てようとする傾向が反映されたものと解釈される。帰農人口を地域別にみると、慶尚北道(2221世帯)、全羅南道(1869世帯)、慶尚南道(1612世帯)の順だった。

    漁村に向かう都市民たちも大幅に増えている。今年、初めて発表された帰漁人口統計を見ると、昨年の帰漁世帯は991世帯で、前年比で8.1%増加した。帰農世帯と同様に帰漁世帯主のうち、50代が36.6%で最も多かった。40~50代の帰漁世帯主は10人のうち6人以上を占めた。

    一方、帰農・帰漁人を除いて、田園生活などの首都圏を離れた帰村世帯数は31万7409世帯で、前年比で6%増加した。帰村人の平均年齢は40.3歳、前年比で0.2歳低下したが、低成長により雇用が不安定になり、若年層が追求する人生の価値が変わったためとみられる。また、今年の統計では、帰村のうち20代と30代の割合がそれぞれ26.5%、24.8%で最も多いという点も特徴だ。

    統計庁の関係者は、「昨年までは『帰村人』の概念に田園生活をする人という条件があったが、今年はこの条件が無くなり、目的に関係なく、農村に移ってきた者をすべて含むことになった」とし、「20~30代の場合、住宅難などの影響で首都圏の外郭に離れた場合が多く、相当数が帰村人口に含まれているものと推定される」と説明した。
  • 毎日経済 キム・スルギ記者 / 写真=MBN放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr | 入力 2016-07-01 08:05:35