記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
ニュース > 総合

「名門大に進学させるために」成績操作をした女子高…校長・教師ら10人を書類送検

目的事業費支援を受け「深化クラス」の運営も 

    光州(クァンジュ)の私立女子高が名門大学進学を増やすために、学生の成績と生活記録簿を操作したことが明らかになった。特に、アクセス権限がない教師がNICE(ナイス / 教育行政情報システム)に無断で接続し、不法行為をしたことが明らかになり、NICEについての管理の弱点も明らかになった。

    光州地方警察庁知能犯罪捜査隊は7日、特定の学生に対して1等級の成績を維持するために成績を操作し、随時選考に有利になるよう生活記録簿を操作した疑い(公電子記録偽作など)で、光州S女子高校前校長パク氏(62 / 仮名)と2年生の部長教師パク氏(39 / 仮名)、教師ハン氏(35 / 仮名)を書類送検した。また、校長のパク氏の指示で編成された深化クラスを運営しながら、保護者から課外費などを横領した疑い(業務上背任など)で教頭と教師7人ら10人を書類送検した。

    「特恵対象」となった学生は、2年生12人と3年生13人の計25人だ。彼らは入学した時、成績優秀者として学校側では彼ら学生を名門大に進学させるために生活記録簿と成績を操作した。

    学年部長のパク氏は2015年1月、NICEに接続して学生Aさんの2年生の数学の成績を74点から78点に、72点を80点にそれぞれ修正して1等級(4%)の最終順序に入るように操作した。パク氏のこのような行動は、1等級から2等級に落ちた被害学生の担任に見つかり、20日後に再び元のスコアに戻した。パク氏はAさんの親から「子どもをよく見てくれ」という名目で200万ウォンを受けたことが確認された。

    去る8月末に退任したパク前校長は、去る2月24日から3月10日までにNICEに無断アクセスし、「特別管理」学生25人の生活記録簿の内容を修正するように、パク氏とハン氏に指示した疑いだ。この2人の教師は、パク前校長の指示に応じて、NICEに229回もの無断アクセスをし、学生25人の生活記録簿で「詳細能力および特記事項」を36回操作したことが明らかになった。生活記録簿を操作した理由は、随時選考に有利になるようにするためだ。

    NICE管理の弱点も明らかになった。NICEにアクセスして生活記録簿を入力して修正することは、担任教師と該当科目の教師だけが可能だが、S女子高は校長がNICEアクセス権がない学年部長に任意で権限を付与したことが分かった。S女子高は深化クラスを運営しながら、参加学生らの保護者から課外費として2500万ウォンを受け取った。さらに、教育部と光州市教育庁から支援された目的事業費9000万ウォンを目的とは異なり、深化クラスの自習監督費と課外費に使った疑いも受けている。
  • 毎日経済 光州=パク・ジンジュ記者 / 写真=MBN放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr | 入力 2016-09-08 09:31:47