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北、5回目の核実験強行…安保の危機、最高潮

金正恩の核暴走 

    △写真=朴大統領急遽帰国…安保会議招集 北朝鮮の5回目の核実験を受けてラオス訪問中に早期帰国した朴槿恵大統領が9日夜、大統領府で安保状況点検会議を招集して対応策を議論している。この日の会議にはファン・ギョアン国務総理、ユン・ビョンセ外交部長官、ハン・ミング国防部長官、ホン・ヨンピョ統一部長官、イ・ビョンホ国情院長、キム・グァンジン青瓦台国家安保室長、イ・スンジン合同参謀議長などが参加した。 [写真提供=青瓦台]

    北韓は政権樹立68周年記念日の9日午前、5回目の核実験を敢行した。

    北韓はこの日午後1時30分頃、朝鮮中央テレビを通じて「核弾頭の威力判定のための核爆発試験を実施した」とし、「核兵器研究所」名義の声明を発表した。北韓は声明で、「今回の核実験では朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊が装備した戦略弾道ロケットに装着できるように標準化・規格化された核弾頭の構造と動作、特性、性能と威力を最終的に確認・確認した」と主張した。北韓はまた、今後もこのような核実験を継続実施すると公言した。

    政府当局者も「午前9時30分頃、北韓咸鏡北道吉州郡豊渓里近くで規模5.0の人工地震波を検出した」とし、「核実験の威力は10キロトン程度で、現在までの核実験の中で最も大きな規模」だと述べた。去る1月6日の4回目の核実験当時の威力は6キロトンだった。ラオスでの東アジア首脳会議(EAS)で、主要国首脳が北韓の核放棄を促す声明を発表してから一日も経たないうちに武力挑発で対抗したわけだ。

    朴槿惠 (パク・クネ)大統領とオバマ米大統領は、北韓の核実験直後の同日午前10時(現地時間)から15分のあいだ緊急通話を行い、韓・米同盟次元での対応策を議論した。青瓦台は朴大統領が通話で、「今回の北韓の核実験は、強度と時期の面でこれまでと区別される深刻な挑発行為」だと強く糾弾したと伝えた。

    これに対してオバマ大統領は、「米国は北韓の挑発脅威から韓国を保護するために、核の傘を含む拡大抑止をはじめ、韓・米相互防衛条約に基づくすべての措置を取っていくことにした」と述べたことが伝えられた。

    • < 5次核実験の概要 >

    朴大統領は先立って、訪問中のラオスで参謀らと緊急対策会議を行い、「国際社会の団結した北韓の核不使用の意志を徹底的に無視し、核開発にしがみつく金正恩(キム・ジョンウン)政権の狂的な無謀さを証明するもの」だと批判した。朴大統領は続けて、「北韓の核実験は国連安保理決議に対する明白な違反であり、国際社会に対する重大な挑戦行為としてこれを強く糾弾する」とし、「キム・ジョンウン政権が核実験を通じて得るものは、国際社会のさらに強度の高い制裁と分離だけで、このような挑発はけっきょく自滅の道をさらに促すだろう」と厳重警告した。

    朴大統領はこの日、韓・ラオス首脳会談だけを進めて残りの日程はすべてキャンセルし、予定よりも4時間繰り上げて帰国の途に就いた。

    今年の年初に初の対北制裁措置を実施した米国は、制裁の水位を「最高水位」に引き上げると予想される。北韓との交易禁止品目を全面的に拡大し、民生用途の例外までなくす案まで検討するものと見られる。北韓との金融取引を禁止する「セカンダリーボイコット」を実施するかどうかを徹底的に点検し、北韓の資金源を最大限に封じ込め、北韓の国外労働者に対する賃金源もまた最大限に絞める見通しだ。

    国連安全保障理事会は9日午後(現地時間)、緊急会議を開いて追加決議案など、北韓の5回目の核実験対応策を議論する。
  • 毎日経済_ビエンチャン=ナム・ギヒョン記者/ワシントン=イ・ジンミョン特派員/ソウル=キム・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-09-10 00:19:35