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チョン・インジ、LPGA6大会を残し格差ひろげて「新人王」確定

    昨年の韓国女子ゴルフの「大勢」田仁智(チョン・インジ、22才・ハイト真露)が、今年は米国女子プロゴルフ(LPGA)ツアーに舞台を移して「新人王」を事実上は手に入れたも同然だった。 「今年の選手」も狙える技量を備えたチョン・インジと競い合うべき適当な新人がいなかったからだ。

    6つの大会を残したLPGAツアーは12日(韓国時間)、チョン・インジの新人王確定の事実を発表した。新人王ポイントレースであまりにも圧倒的な差で先行し、他の選手らがとうてい追いつけないという計算が出てきたからだ。

    「歴代級新人王」の誕生というわけだ。チョン・インジは、1962年から新人王を選ぶLPGAの「55代新人王」だ。韓国選手の中では10番目の新人王に上がった。最後のメジャー大会であるエビアン選手権を制覇したチョン・インジは現在、新人王ポイント1223点を積み重ね、この部門で2位のミーガン・カーン(米国・445点)との差を778点に広げている。 LPGAツアーで2位との差を最も多く広げて新人王に上がった主人公は、1996年のカリー・ウェブ(豪州)だった。当時、平瀬真由美(日本)を1030点差で抜いた。 1999年に朴セリがジェニス・ムーディー(スコットランド)を929点差で抜いて新人王に上がったのが第2の格差だ。

    チョン・インジは13日、仁川の永宗島スカイ72ゴルフクラブで開幕するLPGAツアーKEBハナ銀行チャンピオンシップに出場し、新人王のポイントをさらに増やす。

    もちろん新人王といっても、みんな同じ新人王ではない。新人王にも厳然たる「格」がある。

    新人王の「名誉の殿堂」に名前を刻んだ選手は計9人だ。ナンシー・ロペス(1978年)をはじめ、ジュリ・インクスター(1984年)、アニカ・ソレンスタム(1994年)、カリー・ウェブ(1996年)、朴セリ(1998年)などが「新人王出身の名誉の殿堂メンバー」だ。

    これらのうち新人の時も最高だったし、その後も着実に良い成績を出した「最強の新人王」はナンシー・ロペスだ。ルーキー年に5連勝を含めて9勝を収め、翌年にも8勝を上げた。カリー・ウェブと朴セリは新人のときに4勝を収め、2009年新人王シン・ジエ、2014年新人王リディアとそして昨年のキム・セヨンが3勝をあげて後ろに続いている。

    しかし優勝カップの一つもなく新人王になった選手も32人にもなる。もちろん新人の時に優勝しない選手の中で、「テバク(大当たり)」した主人公がいないわけではない。 「昔のゴルフ女帝」の一人、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は1994年に「無勝新人王」になったが、翌年から優勝カップを積みはじめて「72勝」も上げた。

    ソレンスタムに続いてLPGAツアー最強者として君臨していたロレーナ・オチョア(メキシコ)も2003年に新人王に上がったが優勝はなかった。

    だからといって、成功した新人王だけがあるわけではない。 2007年新人王のブラジル同胞のアンジェラ朴もまた、優勝した後に静かに消えた選手の一人だ。興味深いのは、その年にパク・インビが新人王レースで4位にとどまったという点だ。
  • 毎日経済_オ・テシク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-12 19:25:53