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[アンケート] 笑いも悲しみも失っていく韓国社会

  • 笑うことがほとんどない。1人でご飯を食べて、酒を飲んで、ベッドに横になる1人族なら、笑う出来事が起こるはずがない。
    職場に行っても笑いが爆発する出来事は、ちょっとやそっとでは生じない。だからといって、大変で癪にさわる出来事が起きたといって、顔をしかめることもない。悲しみを露わにし、柔弱な人扱いを受けるのも嫌だからだ。

    調査専門企業エムブレインのトレンドモニターのアンケート調査の結果は、韓国は笑いも悲しみもあまり表現しない、顔に感情を込めない干からびた社会になっていることを示している。

    全国の成人男女1000人を対象にした調査で、成人男女の2人のうち1人(49%)は、普段感情表現をあまりしない方だと答えた。特に、男性(57.2%)と50代(57.2%)が、女性(40.8%)と20代(46%)に比べて本音を見せないでおこうとする傾向が強かった。

    特に、否定的な感情であるほど見せないでおこうとする傾向が強く、腹立たしくても相手の前では我慢する方が良いということに61.6%が同意しており、涙を見せれば恥ずかしい(57.9%)という認識も多くの人々が共有した。

    ただし、感情を隠す方が良いという認識については、同意する意見(42.4%)と同意しない意見(44.3%)が互角だった。

    • < 感情表現に関する認識調査 >

    今回の調査で特に注目すべき点は、比較的に感情をより表す方だった若い世代が、むしろ既成世代よりも感情を隠そうとする傾向が強くなったという点だ。感情を隠す方が良いという反応を世代別にみると、20代が50%、30代が45.6%、40代が38.8%、50代が35.2%だった。

    状況がこうであるため、笑いも悲しみもテレビや映画コンテンツに依存する傾向が強くなった。「最近、笑ったことがあるか?」という質問に、ほとんどの人が笑った経験をしていたが、笑いは日常生活がプレゼントしたのではなく、テレビのバラエティ番組がもたらしたプレゼントだった。

    • < 最近、嬉しかったり楽しかった経験で「笑ったこと」 >

    悲しみの感情もドラマと映画の依存度が高かったが、突然寂しいという気がして悲しみを感じたという回答がその後に続いた。

    • < 最近、経験した悲しい(泣いた)出来事 >

  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン | 入力 2016-10-23 08:30:00