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朴大統領「改憲論議」を公式化…「政派離れ100年の未来を」

    △写真=断固とした朴大統領。朴槿惠 大統領は24日、国会施政演説で任期内の改憲推進を提案した。朴大統領は「任期内に憲法改正を果たすため、政府内に憲法改正の組織を設置して改憲案を整える」とし「改憲を国政課題として受け入れ、実務的準備をしていく」と宣言した。 [イ・チュンウ記者]

    朴槿惠 (パク・クネ)大統領は「改憲論議」を公式化した。任期内に改憲を果たす意志を確固としてのぞかせて、本格的な準備作業に着手する方針であることを明らかにした。

    チェ・スンシルやウ・ビョンウ論難にソン・ミンスン回顧録波紋まで加わり、政界は息詰まる政争の渦の中に吸い込まれた状態だ。朴大統領が投じた「改憲勝負」は、すべての政争を入れて飲み込む「ブラックホール」になる公算が大きい。また、政界にメガトン級の衝撃波を抱かせたことで、来年の大統領選挙の構図も揺れ動く見通しだ。

    朴大統領の国会予算案施政演説を約30分後に控えた24日午前9時30分頃から、青瓦台春秋館はざわめき始めた。事前に配布された朴大統領の演説文草案の末尾に「改憲」が明示されていたからだ。それだけこの日の朴大統領の発言は非常に急なことだった。一部のごく少数を除いて、多くの青瓦台の参謀らはこの事実を演説当日の朝になってようやく知ったほどだ。

    朴大統領はこの日の施政演説で、「対立と分裂に一歩も進まない今の政治体制では、大韓民国の明るい未来を期待するのは難しい。1987年に改正されて30年間施行されてきた現行の5年単任大統領制の憲法は、過去の民主化時代には適したが、今は体に合わない服になった」とし、「いまや1987年体制を克服し、大韓民国を新たに跳躍させる2017年体制を構想して作成するときに」と明らかにした。朴大統領はまた「任期内に憲法改正を果たすために政府内に憲法改正のための組織を設置して、国民の熱望を込めた改憲案を用意する」とし、「今日から改憲を主張する国民と国会の要求を国政課題として受け入れ、実務的準備をしていく」と宣言した。 2007年1月9日のノ・ムヒョン前大統領の対国民特別談話以来、初めて現職大統領が改憲を公式提案した瞬間だった。

    朴大統領は「国会も憲法改正特別委員会を構成して、改憲の範囲と内容を議論してほしい」とし「政派的利益や政略的な目的ではなく、大韓民国の50年、100年の未来を導いていく2017体制憲法を国民とともに作成していくことを期待する」と述べた。

    20代国会の出発と同時に国会で改憲主張が相次いだとき、「今は時期ではない」との距離を置いてきた青瓦台だ。今月の10日、セヌリ党の内部で改憲論が広く語られたときにでさえ、青瓦台は改憲論にブレーキをかけた。このような青瓦台が突然方向を変えた背景に関心が集中している。

    朴大統領は「厳しい安保状況と急がれる民生懸案課題に集中するために改憲論議を先送りてきたが、苦心の末にいまや大韓民国の持続可能な発展のためにこれ以上先送りすることができないという結論に達した」と説明した。

    しかし、秋美愛(チュ・ミエ)共に民主党代表は「以前、朴正煕もと大統領が政権延長のために3選改憲をするときの様子が浮かんでくる。政権延長のための陰謀のように映るだろう」と明らかにし、今後の改憲論議の過程でかなりの難航が続くと予想される。
  • 毎日経済_ナム・ギヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-10-24 23:40:02