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金秉準総理指名後の暴風 …金秉準「大統領も捜査」、青瓦台「必要なら受ける」
- 金秉準（キム・ビョンジュン）総理候補者は3日、公式記者会見で野党の辞任要求を拒否し、責任総理を務めて国政の空白を防ぐという所信を明らかにした。特にチェ・スンシル国政介入疑惑と関連し、朴槿惠 (パク・クネ）大統領に対する検察の捜査も可能だという立場を強調した。
キム・ビョンジュン候補者はこの日、ソウル市三清洞の金融研修院で記者会見を行い、「憲法の規定をめぐって異なる解釈があるが、私は（大統領に対する）捜査や調査は可能だという立場」だとし、「すべての国民は法の前に平等だ。ただし国家元首であるだけに、手続きと方法に慎重を期する必要がある」と述べた。
朴大統領もまた検察の捜査に応じる決意を事実上固めたという。
青瓦台の高位関係者はキム候補者の発言に対し、「朴大統領と調整せずにそのような発言をするだろうか」とし、「大統領もそのような考えを持っていると聞いている」と語った。青瓦台の秘書陣はこの日午前、国民世論と政界の圧迫などを考慮して、大統領に対する検察の捜査は避けられない状況であることを報告し、朴大統領も受け入れる意思を示したことが分かった。
李貞鉉（イ・ジョンヒョン）セヌリ党代表も、「青瓦台はすでに大統領も必要ならば調査を受けるという立場を明らかにしている」とし、「（党で）別個に建議する事案ではない」と語った。朴大統領に対する検察の捜査方法に対しては、書面調査や訪問調査が挙げられる。過去には李明博（イ・ミョンバク）前大統領が、2008年2月のBBK疑惑事件の捜査の時に次期大統領当選者の身分でソウル市内の某所で3時間ほど特検の調査を受けている。
この日は金賢雄（キム・ヒョンウン）法務部長官も国会に出席し、「朴大統領も厳しい状況であることを十分に知っているであろうし、私どもも捜査の進行結果にしたがって、真相究明のために必要であれば捜査の必要性と可能性を検討し提案する」と語った。キム法務部長官は、しかし「大統領の家宅捜索は許可されないというのが学界の多数説」だとし、「朴大統領が捜査を自ら要望する場合は、制限なしに調査が可能」だと説明した。
一方、キム・ビョンジュン総理候補者はこの日、参与政府出身で総理を受諾した背景を詳細に明らかにして正面突破の意志を示した。
キム総理候補者は「国政が崩壊している状況を見て、そのままじっとしていることは難しかった」とし、「総理になれば憲法が規定する権限を100％行使したい」と語った。続いて「改閣を含めて、すべてのことを国会や与野党と協議する」とし、「常設の協議機構を作る」とした。
また「憲法的権限を行使する総理が与野の協力構図を作ることになれば、大統領の党籍保有問題は緩和するだろうと考えている」とし、「大統領の党籍が国政の足首をつかむなら、総理として脱党を建議できると思う」と明らかにした。
これに対してオ・サンホ共に民主党院内代表は、「野党3党の院内代表はすでに人物の人となりや資格、主張とは無関係に認准を拒否することに合意した状況」であり「別の話が出たところで、立場をひるがえすことができる状況ではない」と言い切った。 - 毎日経済_ナム・ギヒョン記者／イ・ヒョンジョン記者／キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-04 07:16:58
