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退路断たれたシューティリケ号…15日、韓国でウズベクとWC最終予選

  • 「背水の陣」はすでに準備された。ウリ・シュティーリケ監督が率いる韓国サッカー代表チームは15日午後8時、ソウルのサンアムワールドカップ競技場でウズベキスタンと2018ロシアワールドカップ最終予選第5戦を行う。最終予選の折り返しを超える時点で、ワールドカップのチケットが与えられる組2位以内に入るためには勝利が必要だ。

    史上初のワールドカップ本選進出を渇望するウズベキスタンも、このゲームにすべてをかけているのは同じだ。ウズベキスタンが韓国に勝ったのは22年前の1994年、広島アジア大会準決勝での1対0の勝利が唯一だ。ウズベキスタンは2006年ドイツと2014年ブラジルまで何度も韓国にさえぎられ、ワールドカップの舞台を一度も踏んでいない。

    まずはウズベキスタンに与えられたチャンスは悪くない。勝ち点9(3勝1敗)を記録しているウズベキスタンは、7点(2勝1分け1敗)の韓国に先行してA組2位の座を守っている。もしも今回のゲームで韓国に勝てば、イラン(勝ち点10・3勝1分け)と1位候補も可能だ。 10日、ヨルダンとの親善ゲームで1対0で勝利して予熱を終えたウズベキスタンは、チャーター機を利用して13日に入国する。余裕があるにもかかわらずチャーターまで準備して、選手たちの士気を温存するという腹案だ。

    ウズベキスタンの必勝カードは「知韓派」だ。特に攻撃陣営に韓国をよく知っている選手が多い。

    筆頭に挙げられる選手は「ベテラン」のセルヴェル・ジェパロフ(32)だ。 Kリーグで城南イルファ(現城南FC)、FCソウル、蔚山現代をあまねく経て全盛期を送った彼は、よしんば老将になったが、いまだに経験豊かなパスと洗練されたシュート力を誇るミッドフィルダーだ。 Aマッチ92試合で31ゴールを記録している看板攻撃手のアレクサンドル・ゲインリフ(32)も、2011年に水原三星ブルーウィングスのユニフォームを着て活躍したことがある。ゲインリフは2011年のアジアカップ3・4位決定戦で2ゴールを記録するなど、韓国だけでも大活躍した。

    これに中国スーパーリーグの北京国安足球倶楽部でプレーしているイゴール・セルゲーエフ(23)、自国最強チームであるブニョドコルのエルドル・ショムロドフ(21)などの新人まで加勢したウズベキスタンは、今度こそ「打倒韓国」を成功させるという覚悟だ。エルドル・ショムロドフは「韓国はアジア最高のチームの一つ」だとしながらも「最近、守備に弱点があるのでミス攻略するべき」だと語った。

    ウズベキスタンを生け贄に、崖っぷちで復活を狙うシューティリケ号は多くの準備を整えた。

    敗北するとシューティリケ監督と技術委員会は「同伴辞退」という覚悟で8日、代表チームを招集した。チーム内のコミュニケーションに問題があるという批判を受け入れて、昨年引退したチャ・ドゥリ(36)カードが選択された。ドイツ語にも堪能のチャ・ドゥリは戦力分析官を務め、シューティリケ監督と選手のあいだで架橋の役割を果たす。

    また、25人の大型エントリーで熾烈な内部競争を狙う。カナダとの親善試合で玉石を選別をする。まずはユン・ソギョン(ブレンビー)とパク・チュホ(ドルトムント)、チェ・チョルスンとキム・チャンス(以上全北)にホン・チョル(水原)まで、5人の歴代最多の人員を抜擢したフルバックポジションは誰がレギュラーになるか知ることができない。ソン・フンミン(トッテナム)、イ・チョンヨン(クリスタル・パレス)など主軸が負傷を経験し、イ・ジョンヒョプ(蔚山)、ファン・フイチャン(ザルツブルク)、キム・シンウク(全北)らストライカー3人の役割も重要になった。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-11 16:01:01