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「私を殺してください」頼まれて知人を殺害した70代男性に実刑
釜山地法、懲役2年6カ月を宣告…「命奪った重大な結果を招く」
- 「自分を殺してほしい」と頼まれ、知り合いの女性を殺害した70代の男性が1審で実刑を宣告された。
釜山地法（地裁）刑事合意6部（ユ・チャンフン部長判事）は14日、嘱託殺人の疑いで起訴されたA氏（79）に懲役2年6カ月を宣告したと明らかにした。判決文によると、A氏は釜山拘置所から出所してから当然行くところがなく、昨年7月20日に釜山のある療養病院に入院したが、キム氏（51 / 女性 / 仮名）と知り合いになった。キム氏はA氏を「父」と呼んで慕い、2人は退院してから今年4月から一緒に生活をし始めた。
キム氏は、二度の大きな交通事故で挙動が不便なうえ、痛みもひどく生活の意欲を失い、A氏に「首を絞めて、私を殺してほしい」という言葉を頻繁にし、自ら命を断とうとした。 A氏も前科のため子どもたちのもとに戻ることができなく、年を取り、頼るところのない境遇を悲観してきた。2人は今年4月25日午後10時頃、ホテルで一緒に焼酎4本を分けて飲み、キム氏が自分を殺してほしいと要求すると、A氏はキム氏の首を絞めて殺害した。
裁判部は、「経緯と関係なく、被害者の尊い命を奪った重大な結果を招き、遺族から許してもらえず、被告人の責任が重い」と明らかにした。しかし、裁判部は「当時の状況で犯行を回避するには、事実上難しい事情もあり、被告人も犯行後に自殺を試みたが失敗した後、自発的に犯罪事実を申告した点などを考慮した」と量刑理由を説明した。 - 毎日経済 釜山＝パク・ドンミン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-14 12:41:06
