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鳥インフルエンザ、西海岸で集中発生…首都圏まで拡散

    中国などで人命被害までもたらしたH5N6型高病原性鳥インフルエンザ(AI)ウイルスが、西海岸に沿って中部内陸まで広がり、畜産当局に赤信号が灯った。AIが確診された全南と忠清北道の2カ所の農家のほかにも、忠南天安(チョンアン)市蓬江川一帯と全羅北道益山(イクサン)市万頃江水辺で採取した糞便などの野生鳥類の飼料からAIウイルスが検出されたためだ。

    AIが地理的に西の地域に集中する理由としては、渡り鳥の飛来地が西海岸に集中しているという点が挙げられる。数年前までは渡り鳥がAIウイルスを移すという確実な物証がなく、「わけもなく渡り鳥のせいにばかりする」という環境論者の反論もあったが、捕獲された渡り鳥と河川辺で採取された糞便からでさえAIウイルスが検出されている。

    西海岸だけでなく、釜山洛東江下流と慶南の注南貯水池などにも渡り鳥が多く集まる。慶南・北でもAIが発生して家禽類飼料農家が大変な被害を受けたことがある。しかし、その被害は東の地域よりも西の地域でひときわ大きい。

    アヒルを飼育する農家の90%以上がこれらの地域に集中しているためだ。これらの地域を別名「西海岸のアヒルベルト」と呼ぶ用語まで生まれるほどだ。鶏の飼育農家も全羅南道・全羅北道と忠清南道、京畿に70%ほど集まっている。渡り鳥の移動コースである西海岸ベルトの南方から発生したAIが、瞬く間にソウルの近くまで到達するのはこのような理由からだ。

    京畿道は20日、高病原性AIの疑いを申告された楊州(ヤンジュ)市内の養鶏農場の鶏1万5000匹を殺処分した。
  • 毎日経済デジタルニュース局 / 写真=MBN放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-20 09:41:49