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日産・BMW・ポルシェも車両認定書類を操作…該当車種は販売中止に

    • < 認証書類不正の10車種 / 輸入車の認証書類操作方法 >

    フォルクスワーゲンアウディに続いて、日産、BMW、ポルシェなども試験成績書の偽造などの方法で車両認証を受けてきたことが明らかになった。これらの車両は現在、販売中止されたり今後は中止される予定だ。環境部は29日、去る8月にフォルクスワーゲンアウディの認証書類偽造を摘発した後に、国内15の輸入会社の300車種全体を対象に同様の事例があるのかを調査した結果、韓国日産、BMWコリア、ポルシェ・コリアの3つの自動車輸入会社の10車種で操作を発見したと明らかにした。

    ホン・ドンゴン環境部交通環境課長は、「環境部は3つの輸入会社に聴聞の手続きを経て、来月中旬に行政措置を下す予定」だとし、「聴聞の結果、違法事実が確認されれば認証取り消し、販売停止、課徴金賦課などの措置を取って、検察告発も準備する」と語った。 10車種のうちで現在も販売されているのはBMW 「X5M」とポルシェ社の「マカンSディーゼル」「カイエンSE-ハイブリッド」「カイエンターボ」の4つの車種だ。 10車種の販売台数は4000台で、売上高に3%を乗じた合計65億ウォンが課徴金として課される。

    特に日産の「インフィニティQ50」は、日本で試験を行ったことがないのに日本の実験室の試験成績書を提出し、ベンツのOBD(自己診断装置)成績書を自社車両の書類であるかのように変更して提出したことが確認された。日産の「キャシュカイ」は5月の排出ガス不法操作で摘発されたことに続き、今回はルノーのOBD成績書を変更して提出した。

    ポルシェ社のマカンSディーゼルなどの3つの車両は、認証書類の排出ガス試験成績を一部変更したことが確認された。カイエンGTSなど4つの車両は、排出ガス試験成績書を環境部が認証した施設ではないところで試験をしたにもかかわらず、認証された施設で試験したものとして書類操作して提出した。

    環境部はグローバルな協力体制が備わっていないため、各輸入会社の本国の原本を確保することはできないことから全数調査を通じ、日産のOBD成績書と同じ成績書がベンツのOBD報告書にあることを発見する方法で、書類の変更を確認したと明らかにした。原本の書類操作の有無までは確認することは難しかっただろうと推測される点だ。

    A輸入車企業の関係者は、「認証書類が通過してこそ車両販売が可能なので、(書類操作の)誘惑を振り払うことは容易ではない」とし、「大企業の3~4ヶ所を除いては、ほとんど従業員1~2人が担当する零細な状況であることから根絶するのは容易ではない」と説明した。

    一方、環境部は現在リコール検証が行われているフォルクスワーゲンアウディの車両(12万6000台)について、「1次排出ガスの点検が終わり、30日にフォルクスワーゲンアウディ側に技術的な補完資料とともに、リコール率計画のに対する資料を要請する計画」だとし、「米国で合意した85%のリコール率を韓国でも法定期限18ヶ月以内に達成できる方法を来月中旬までに要請して受け取るつもり」だと語った。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者/イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-11-30 08:10:45