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朴槿惠大統領の弾劾訴追案を発議…通常国会最終日の9日に採決

「弾劾Dデイ」回り回って9日に…野党、票決に合意 

    共に民主党、国民の党、正義党などの野党3党は2日、朴槿惠 (パク・クネ)大統領の弾劾訴追案を発議し、通常国会最終日の9日に採決することに合意した。セヌリ党の非主流は朴大統領に、7日までに2線退陣の日程を明確にしてほしいと促した。このような提案が拒否されるならば、野党主導の弾劾投票に参加するという既存の方針を再確認した。

    朴槿惠 大統領の支持率は、2週連続で歴代最低の4%にとどまった。野党3党はこの日、国会で朴大統領弾劾訴追案を共同発議した。続けて、弾劾訴追案を8日の国会本会議に報告し、9日に採決することにした。前日に民主党が「弾劾Dデイ」を2日に定め、独断的に急いで推進しようとしたが国民の党の反対で失敗し、「5日の本会議での採決」仲裁案まで登場するなど右往左往する動きの中で、ようやく野党の弾劾単一案が出てきたわけだ。

    奇東旻(キ・ドンミン)民主党院内スポークスマンは、野党3党の合意事項を説明しながら「野党3党は固い協力で揺れることなく弾劾を推進する」とし、「セヌリ党の非朴勢力もこれ以上右往左往せず、大統領弾劾をともにしてほしい」と要求した。

    民主党は朴大統領が来年4月に退陣意思を明らかにしたにも拘わらず、弾劾を強行することに意欲を固めた。政治的な交渉ではなくろうそく民心に期待し、弾劾に向かってやみくもに走るという意味だ。これは国家元老らが提案して、親朴系と非朴系を含むセヌリ党が党論で定めた「来年4月退陣、6月大統領選挙」という秩序ある退陣要求と対比される。

    特にセヌリ党の非朴系が弾劾の隊伍から少しずつ離脱するきざしを見せており、現在では弾劾成功を保証することは難しい。野党3党と無所属などの野党性向議員(172人)だけでは弾劾議決定足数(200人)を満たすことができないからだ。このことから、朴大統領が来週の対国民談話で言及する退陣時期と方法によっては弾劾気流が急激に変化することがあり、発表内容が注目される。

    一方、世論調査機関のギャラップが11月29日~12月1日、全国の成人男女1003人を対象に世論調査(標本誤差95%の信頼水準で±3.1%ポイント)を行った結果、朴槿惠大統領の国政遂行支持率は前週と同じ4%だった。

  • 毎日経済_カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-02 16:19:59