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ファン・ギョアン国務総理、大統領の権限代行…「軍、任務遂行は万全」
◆ 朴大統領弾劾可決 ◆
- 9日、朴槿恵大統領の弾劾で憲法71条の規定によって大統領権限代行を引き受けることになった黄教安（ファン・ギョアン）国務総理は、ただちに軍に「任務遂行に万全を期してほしい」と指示する一方で、全部処の各長官に揺れない国政運営を注文した。黄総理はこの日の午後、国会が送った朴槿恵大統領弾劾訴追議決書の謄本が青瓦台と朴大統領に送達された直後に、憲政史上9番目の大統領権限代行として職務を開始した。内政を司る政権首長の役割だけでなく、外交・国防などの大統領の権限までを「1人2役」を務めるわけだ。
ファン国務総理は国会の弾劾投票ニュースが知らされた直後、韓民求（ハン・ミング）国防部長官に電話をかけ「現在の厳しい状況で、北韓が国内の混乱を造成して挑発の可能性が高いだけに、軍は非常な姿勢で任務遂行に万全を期すること」を呼びかけた。これに対しハン・ミング長官は直ちに全軍の監視および警戒態勢を強化し、全軍の主要指揮官のビデオ会議を招集した。
ファン総理は、経済閣僚らには政治の混乱が経済不安につながらないように対策を用意する一方で、脆弱・疎外階層の民生対策を最優先に推進することを要請した。
柳一鎬（ユ・イルホ）経済副総理兼企画財政部長官はこの日の夕方遅くに経済長官会議を招集し、経済状況と今後の対応策を確認した。ファン総理は対国民談話を通じて、「全内閣が揺れない国政運営を行っているので、国民もいつもと同じ日常生活をすごしてほしい」というメッセージを伝えた。
この日、閣僚らもすべてのスケジュールをキャンセルして、政府ソウル庁舎にとどまった。ユ・イルホ経済副総理、李俊植（イ・ジュンシク）社会副総理などすべての閣僚は、この日の午前9時に緊急国務委員懇談会に出席した。 - 毎日経済_チョ・シヨン記者／パク・テイン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-10 06:22:08
