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全北現代、クラブワールドカップでレアル・マドリードと対戦できるか
- 2016アジアサッカー連盟（AFC）チャンピオンズリーグのチャンピオン、全北現代のシーズンはまだ終わっていない。他のチームはすべて冬季休息期に入ったが、全北は8日に日本で開幕した国際サッカー連盟（FIFA）クラブワールドカップで世界の舞台に足を踏み出す。うまくいけばアジアを越えて、世界のサッカー界に全北を知らせることができる良い機会だ。クラブワールドカップは6つの大陸のチャンピオンクラブ開催国に、日本のJリーグ優勝の鹿島アントラーズが追加で出場権を得て、合計7つのチームが参加する大会だ。ヨーロッパチャンピオンのレアル・マドリード（スペイン）を筆頭に、飛行機惨事にあったシャペコエンセ（ブラジル）に、コパ・スダメリカーナ優勝を譲った南米チャンピオンのアトレティコ・ナシオナル（コロンビア）など強豪チームが並んでいる。
もちろんこの中でも最も注目を集めるチームは、世界最高の名門クラブのレアル・マドリードだ。
全北の精神的支柱である李同國（イ・ドングク）は、「レアル・マドリードと対等な試合をするのが目標」だと明らかにし、李在城（イ・ジェソン）もまた「私の好きなルカ・モドリッチとの対決を夢見る」とときめきを隠さなかった。クリスティアーノ・ロナウド、ルカ・モドリッチなどのスターたちがあふれるレアル・マドリードと対戦すれば全北の注目度を高めることができるので、親会社である現代自動車も望む絵柄だ。
しかしレアル・マドリードと対戦することは容易ではない。全北は11日午後4時、大阪の市立吹田サッカースタジアムで開催される北中米の王者クラブ・アメリカ（メキシコ）との対決で、クラブワールドカップのスケジュールを開始する。
クラブ・アメリカは10年前に全北がクラブワールドカップに初出場したときに0対1の敗北を抱かされたチームだ。 2012ロンドンオリンピックでメキシコに金メダルを抱かせたオリベ・ペラルタの所属チームとして有名で、「ラボルピアナ」戦術（守備的MFがセンターバック2人の間に降りてくるスリーバッグ）の創設者リカルドとボルペ監督までがいて、手強い相手だ。
2012年蔚山現代時代に、クラブワールドカップでモンテレー（メキシコ）と対戦して1対3で敗れた経験のある金信旭（キム・シウク）は「私たちはいまレアル・マドリードを考える時ではない」と選手たちの集中を促した、崔康熙（チェ・ガンヒ）監督も「韓国サッカーが絶対に弱くないという姿を見せなければならない」と責任感を強調した。
よしんば全北の守門将であり主将でもある權純泰（クォン・スンテ）、「突撃隊長」の役割を果たしてロペスなどが負傷で抜けて100％の戦力ではないとしても、10年前の敗北を復讐するという覚悟だ。
全北はクラブ・アメリカとの対決で勝利すれば横浜に舞台を移し、15日にレアル・マドリードとの準決勝を闘って敗北すると、プレーオフ勝者の鹿島アントラーズとアフリカチャンピオンのマメロディサンダウンズ（南アフリカ共和国）対決の敗北チームと14日に5・6位決定戦を行う。
もしもアジアクラブ初の決勝に上がれば、18日に横浜で「世界チャンピオン」と賞金500万ドル（約60億ウォン）に挑戦する。
たとえ失敗しても全北が得ることのできる別の収入は、すでにばっちりだ。相次いで敗北して6位に終わっても、賞金はいったん100万ドル（約12億ウォン）であり、準決勝だけに進出しても200万ドル（約24億ウォン）の収益が保証される。歴代クラブワールドカップでKリーグのチームが記録した最高成績は、2009年に浦項スティーラーズの3位だ。全北は内心それ以上をねらっている。 - 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-09 19:26:43
